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民主執行部、小沢氏除名も選択肢 政倫審招致無視なら 民主党分裂の危機…そして政権は混沌の時代へと
共同通信:民主執行部、小沢氏除名も選択肢 政倫審招致無視なら 2010年12月9日 20時48分
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20101209/Kyodo_OT_CO2010120901000615.html
 民主党執行部は9日、小沢元代表が衆院政治倫理審査会への招致議決を無視した場合、除名や離党勧告も排除しない方針を固めた。また公明党に政倫審での議決で賛成するよう要請、公明党は応諾した。政治資金問題を抱える小沢氏に厳しく対応する同党と同じ立場を取ることで、来年の通常国会での同党の協力を得たい思惑があるとみられる。小沢氏支持派議員は執行部を批判する会合を開催、党内対立は激化している。

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時事通信:年末政局の様相=小沢氏招致へ強気の岡田氏-民主(2010/12/09-21:33)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010120900950
 民主党の岡田克也幹事長が9日、衆院政治倫理審査会での議決による小沢一郎元代表の招致へ強気の姿勢を示し、小沢氏を支持する勢力との対立が先鋭化した。岡田氏らは13日の党役員会で招致議決方針を決めたい考えで、公明党に対し、政倫審で議決する際の協力を要請。小沢氏に近い議員は「議決すれば嵐が起きる」と猛反発しており、民主党内は「年末政局」の様相を呈してきた。
 「早期に政倫審の場で国民の疑問にきちんと答えることが必要だ。幹事長の責任で物事を進めている」。岡田氏は9日の記者会見でこう語り、参院幹部が招致議決への動きをけん制するように仙谷由人官房長官の辞任を求めたことも、「自覚を欠いた発言」と切り捨てた。
 民主党の鉢呂吉雄国対委員長は同日午後、衆院議員会館にある公明党の漆原良夫国対委員長の事務所を訪ね、約1時間会談。政倫審での議決による小沢氏招致の方針を13日の役員会で決めると伝えた。漆原氏が「役員会で本当に決められるのか」とただすと、鉢呂氏は輿石東参院議員会長、平田健二参院幹事長の名前を挙げて、「反対するのは2、3人だと思う」と自信を示した。
 岡田氏らが小沢氏招致へ調整を加速させる背景には、招致が実現しないことが国民の菅政権離れにつながっているとの判断がある。来年1月召集の通常国会で2011年度予算関連法案を早期に成立させるには、小沢氏招致を求める野党の協力が不可欠という事情もある。岡田氏は会見で、「『政治とカネ』で民主党は自民党と違うというのが国民の受け止め方であったはず。そうした価値観は重要だ」と強調した。
 これに対し、小沢氏に近い党幹部は「招致すれば(12日投開票の)茨城県議選に勝てるのか。役員会で決定できるわけない」と対決姿勢をあらわにする。小沢系の中堅・若手約20人が集まった9日の会合では、「11年度予算編成、茨城県議選を控える中、招致問題で党内ががたがたしている場合ではない」「問責決議を受けた仙谷長官の(交代の)方が重要だ」などの意見が相次いだ。
 「相手の出方次第だが、党を割る覚悟はある」。小沢氏側近の一人は、議決阻止へ全面抗争も辞さない決意を示した。

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産経:民主党分裂の危機…そして政権は混沌の時代へと 2010.12.10 00:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101210/plc1012100057001-n1.htm
 民主党のメルトダウン(溶融)が始まった。菅直人首相(党代表)ら党執行部と小沢一郎元代表ら非主流派による党内抗争は、小沢氏が新党結成の可能性に言及する事態に発展。一方、党執行部は13日の役員会で小沢氏の国会招致への流れを作りたい意向で、招致に応じなければ小沢氏の処分も辞さない構えだ。党分裂の可能性を抱えつつ、政局は大きなヤマ場を迎える。(船津寛)

 小沢氏の国会招致を目指す岡田克也幹事長ら党執行部への批判は、9日も収まる気配はなかった。

 松木謙公農水政務官「そんなバカなこと…。とても考えられない」

 川内博史衆院議員「小沢さんのことを言う前に、まず自分がどうするのか」

 国会内の会議室には小沢氏に近い民主党1年生議員で作る「北辰会」のメンバー約20人が集まり、岡田氏への批判が続出した。

 岡田氏は防戦に追われた。9日の記者会見では「小沢氏は政治倫理審査会に出てきて説明するのが望ましい」と改めて主張したが、小沢氏の国会招致に向けて検討していた緊急役員会の開催については「そういう予定はない」と断念する意向を示した。

 それでも首相に近い議員からは「主戦論」がやまない。岡田氏らは13日の役員会で「政倫審の議決によって小沢氏の国会招致を求める」ことをあえて多数決で決めることも視野に入れ、一歩も引かぬ構えだ。

 政倫審の開催には委員の3分の1以上による申し立てと過半数による議決が必要だが、主戦論者からは反小沢派の議員で委員を固める案が検討されている。

 鉢呂吉雄国対委員長は9日夕、公明党の漆原良夫国対委員長に政倫審実現に向けた協力を要請。漆原氏も応じる意向を示した。

 小沢氏が国会招致に応じる保証はないが、反小沢氏の立場に立つベテラン議員は「(党が)分裂するならすればいい。そうしたら解散だ」と言い放った。

 民主党の内紛がここまで過熱する背景には、来年の通常国会や来春の統一地方選をにらみ、「菅政権のままでは持たない」(小沢氏に近い若手議員)との観測が強まる一方、「ポスト菅も党内に見あたらない」(ベテラン議員)という事情がある。内閣支持率も下がり続けているが、誰もが明確な出口戦略を描けていない。

 こうした状況で、小沢氏が新党結成の可能性に言及した。問題は民主党内で小沢氏と行動を共にする議員が何人いるかという点だ。

 小沢氏は9月の代表選で民主党議員200人の支持を得た。当然、そのすべてが小沢氏の新党に参加するわけではない。しかし、衆院議員(306人、横路孝弘議長を含む)のうち六十数人が民主党を離脱すれば、衆院の過半数を割り込むことも事実だ。

 政党の枠を超えた動きも活発化している。

 首相は9日、都内のホテルで新党改革の舛添要一代表と会談した。両氏は「今、日本は危機的な状況にある」との認識で一致したという。舛添氏は8日には小沢氏と鳩山由紀夫前首相、鳩山邦夫元総務相とも会談した。首相と11月18日に会談した与謝野馨・たちあがれ日本共同代表は近く、小沢氏と囲碁をする。

 政界関係者をざわめかせているのが渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長の動きだ。3年前の自民、民主両党の大連立騒動の際、仲介人として水面下で動いた渡辺氏は、7日に由紀夫氏、8日には谷垣禎一・自民党総裁と相次いで会談。谷垣氏には「税と社会保障、憲法で大連立が必要だ」と説いたが、さすがに谷垣氏も拒否したという。

 「政治家ですから、局面局面でいろんな動きが出てくるということではないでしょうか」

 仙谷由人官房長官は9日の記者会見で、思わせぶりな発言をした。

 生き残りを賭けた戦いは、もう始まっている。

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■カテゴリ:政治-与党

■追記

時事通信:政倫審招致、岡田幹事長に一任=小沢氏に出席再要請へ-民主、対立深まる
(2010/12/13-18:07)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2010121300317&j1
 民主党は13日午後、党本部で役員会を開き、小沢一郎元代表に衆院政治倫理審査会への出席を改めて要請し、応じない場合は党として招致の方針を決めることを前提に、岡田克也幹事長に今後の対応を一任した。岡田氏は当初、多数決でも招致を決める構えだったが、小沢氏に近い議員らの激しい反発を考慮し、方針決定を先送りした。小沢氏の判断が当面の焦点となったが、同氏に近い議員は、岡田氏の方針を了承した菅直人首相を含め、党執行部への不信感を募らせており、党内対立は一段と深まった。
 役員会後、岡田氏は記者会見し「早急に小沢氏と話し合いたい」と表明。その上で、「出席がない場合は党で政倫審出席を決めなければならない」と述べ、小沢氏が拒めば政倫審で議決して招致実現を目指す考えを示した。小沢氏が出席を拒否し続けた場合、離党勧告などの処分に踏み切ることに関しては「想定していないし、考えてもいない」と語った。
 岡田氏は役員会で、小沢氏を政倫審に招致する方針を決めるよう提案。渡辺周選対委員長らは支持したが、平田健二参院幹事長は「必要ない」と反対し、小沢氏と親しい輿石東参院議員会長は「党の結束」を訴えた。最終的に、改めて小沢氏に出席を求める努力を続けることを前提に、岡田氏に対応を一任した。 
 岡田氏は11月4日、政治資金の問題で強制起訴される小沢氏と会い、政倫審で弁明するようを求めたが、「司法の場で真実を明らかにする」などと拒否された経緯がある。仮に政倫審で小沢氏の出席を議決しても、強制力はなく、小沢氏が姿勢を変えない限り招致は実現しない。

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J-CAST:注目の民主役員会は「玉虫色」結論 「幹事長一任」でも分裂含み 2010/12/13 18:10
http://www.j-cast.com/2010/12/13083336.html?p=all
「民主政変Xデーか」とも目された、茨城県議選直後の注目の民主党役員会が行われた。小沢一郎・元代表の国会招致を巡る党内対立が深まる中、出た結論はとりあえず「幹事長一任」だった。「役員会が決裂し、即、党も分裂か」という最悪の事態はひとまず避けられた形だが、「一任」の内容を見る限り、分裂含みの情勢は変化しておらず、予断を許さない状況が続く。

「幹事長に一任された」。2010年12月13日午後、役員会を終えた岡田克也幹事長は、会見でこう述べた。

「幹事長が元代表と話し合いを行うべきだ」

岡田氏によると一任されたのは、(1)小沢元代表に(衆院)政治倫理審査会(政倫審)へ自ら出席し説明してもらいたい(2)自らは出席しない場合、党において出席を決めなければならなくなる、という2点を踏まえ、岡田幹事長が小沢元代表と話し合いを行うべきだ、ということだ。

記者からは「何も(今までの状況から)進んでいないのでは」という質問も飛んだが、岡田氏は「前に進んだ」という認識を示した。岡田氏は、小沢氏がこれまで「国会で(招致を)決めれば従う」と話していたとして、今回一任された(2)の項目が、「それ(国会の決定)に近い状態と(小沢氏に)ご理解頂ける」との考えを示した。

もし小沢氏が「ご理解」しない場合の対応についての質問が次々出たが、岡田氏は「仮定の質問にはお答えできない」を繰り返してかわした。

どうやら、一任事項の(2)の文言が、小沢氏が自身で出席しない場合、党が出席を「決める」と断言するのではなく、「決めなければならなくなる」という表現でボカしている所あたりで、「玉虫色」の決着が図られたようにもみえる。

これまで、「政治とカネ」を巡る問題で小沢氏の国会招致に前向きな姿勢を見せる岡田幹事長らの方針に対し、小沢氏周辺は反発を強めていた。12月8日と10日にも、小沢氏に近い議員らが岡田氏を訪れ会談を迫り、招致断念などを申し入れていた。

小沢氏本人も、民主の地方選連敗を受け、12月12日投開票の茨城県議選前、同県議選で惨敗すれば「地方が火を噴く」と予想を披露していた。また、「(小沢氏が)新党結成に言及した」とも報じられ、「揺さぶり」が加速していた。

「菅総理年明け退陣」説も出る
その茨城県議選(定数65)の民主の結果は、23人の公認候補を擁立したものの、現職候補2人が落選するなど獲得議席は現有議席数と同じ6議席にとどまった。約4分の3が落選した形だ。一方、自民は公認だけでも36人中33人が当選し、過半数を確保した。民主の結果については、「惨敗」(産経新聞)、「多くの選挙区で大敗」(読売新聞)などと報じられている。

党派別の得票率をみても、自民の約39%に対し、民主は17%と半分以下だ。町村部にいたっては、自民59%対民主18%と、民主は3分の1にも達していない。11年春の統一地方選を前にして、民主に暗雲が立ちこめていることが改めて確認された形だ。

「次は前原か岡田」――。注目の民主役員会があった12月13日、首都圏などの書店に並んだ週刊現代最新号(12月25日号)は、「菅総理 年明け退陣へ」などの見出しで、「後任」の名前が具体的に挙がっている現状を報告した。

現代記事は、11年1月13日の民主党大会で「菅辞めてくれコール」が一斉に起こり、「否応なく、退陣を余儀なくされる」と指摘する。さらに、「次が誰か」について党内では、前原誠司外相と岡田克也幹事長の名前が挙がっている、という。前原氏については、「影の首相」ともささやかれる仙谷由人官房長官の「イチオシ候補」。岡田氏は、「どこの党派にも属さないニュートラル」さが買われ、「渡部恒三氏ら長老の間」で名前を挙げられているようだ。

茨城県議選の「惨敗」が決まった今、小沢氏の予想通り「地方から火」が噴き出すのだろうか。民主党は11年春の統一地方選を菅総理のもとで戦うのか、「次の顔」で臨むのか。「中央からの火ダネ」も含め、民主党の不安定飛行が続く。
by doumin | 2010-12-09 23:51 | 政治‐与党(2012.12.25まで)