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ロシアのメドベージェフ大統領、日本をけん制「中韓の投資を歓迎」「日本人が車両に乗り遅れないことだ」
NHK:ロシア大統領 日本側をけん制 11月12日 6時52分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111112/t10013914061000.html
ロシアのメドベージェフ大統領は、野田総理大臣との初めての首脳会談を前に、日本側に北方領土の共同開発を呼びかける姿勢を示す一方、北方領土への韓国や中国などの投資を歓迎すると述べて、日本側をけん制しました。

メドベージェフ大統領は、ハワイで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議に合わせて野田総理大臣との初めての首脳会談を行うことになっており、ハワイに向かう途中のハバロフスクで11日、地元の記者団と懇談しました。このなかで大統領は、北方領土での日本との共同開発について「ビジネスを行う条件作りを、今すぐにでも行う用意がある」と述べ、共同開発を呼びかける姿勢を改めて示しました。しかし、その一方で、日本政府が北方領土での第3国の経済活動は容認できないとしているのに対して「韓国であれ中国であれ投資を歓迎する。重要なのは日本が列車に乗り遅れないことだ」と述べ、日本側をけん制しました。さらに大統領は、北方領土でロシア軍が装備の近代化を進めていることについて「日本や第3国に向けられたものではない。わが国の領土であり、当然のことだ」と述べ、自国の領土として軍を強化していく考えを示しました。


朝日:北方領土「共同開発の準備できている」 ロシア大統領 2011年11月12日3時3分
http://www.asahi.com/international/update/1111/TKY201111110705.html
 ロシアのメドベージェフ大統領は11日、北方領土問題について、「我々は今すぐにでも日本と共同開発する準備はできている」と述べ、経済開発を優先させる従来の立場を強調した。

 米ハワイでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に向かう経由地の極東ハバロフスクで、地元記者らのインタビューに応じた。大統領はハワイで野田佳彦首相と初会談を行う予定。

 北方領土で進めている軍備の増強については、「南クリル(北方領土)はロシアの領土であり、理性的にしかるべく行われるべきだ。日本やほかの国を威嚇するものではない」と説明した。(モスクワ=関根和弘)


産経:北方領土「中韓の投資を歓迎」「日本人が車両に乗り遅れないことだ」露大統領
2011.11.11 23:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111111/erp11111123370007-n1.htm
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのメドベージェフ大統領は11日、北方領土の共同開発を日本に呼びかける立場を改めて示すとともに、「韓国であれ中国であれ全ての投資家がウエルカム(歓迎)だ」と述べた。大統領府が露極東・シベリアのメディアとの会見内容を公表した。

 大統領は日本時間の13日、米ハワイでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に際して野田佳彦首相と初めて会談する予定。北方領土に中韓など第三国の資本を誘致するとの発言はこれまでに複数の高官から出てきたが、大統領自身が首脳会談を前に日本側を牽制(けんせい)した形だ。

 大統領はこの中で「クリール諸島(千島列島と日本の北方四島)を共同開発する用意があることは日本の首相に一度ならず言ってきた」と発言。「(投資するのが)韓国や中国のビジネスでも決して悪くない。大事なのは、日本人がこの(列車の)車両に乗り遅れないことだ」と高圧的な姿勢を見せた。

 また、北方領土で進められている軍備増強をめぐっては「わが国の領土なのだからそこに部隊があるのは当然だ」とし、「第三国や日本に向けた行動ではない」などと述べた。


日経:ロシア大統領、北方領土での共同経済活動呼びかけ 2011/11/11 21:07
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE3E3E2
E4EA8DE3E3E3E3E0E2E3E39494E3E2E2E2;at=ALL

 【モスクワ=石川陽平】ロシアのメドベージェフ大統領は11日、実効支配を続ける北方領土(国後、択捉、色丹、歯舞群島)での日ロ経済協力について「島々での共同開発や投資機会の提供、日本の投資保護、ビジネスを行う条件づくりをする用意がある」と表明し、共同経済活動の実現を求めた。北方領土で進める軍備の近代化に関しては「第三国や日本に対して向けられた行動はありえない」と述べ、共同経済活動の実現に向けて日本の懸念に一定の配慮を示した。

 訪問先の極東ハバロフスクで記者団に語った。大統領は12~13日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する際に、野田佳彦首相と会談する見通し。共同経済活動についてすでに日本の首相に提案してあるとも述べ、日ロ首脳会談で踏み込んだ協議をしたい考えを示唆した。

 さらにメドベージェフ大統領は「来てください、投資をし、ビジネスを実現できます、と何度も日本側に言ってきた」と強調した。同時に「最も重要なのは(北方領土を含む)クリール諸島に投資が流入することだ」とも述べ、中国や韓国の投資も歓迎する意向を示した。

 日ロの共同経済活動は2月の日ロ外相会談で前原誠司外相(当時)が「日本の法的立場を害さない前提で何ができるかを日ロ双方のハイレベルで議論していく」と表明した。ただ、自国の法律適用を求めるロシア側とは、管轄権の問題などを巡る隔たりが大きく、議論は実質的な進展が見られていないのが実情だ。

 メドベージェフ大統領は11日、「彼ら(日本)は他の立場を取り、まず(領土問題を)解決し、それから投資すると言っている」と指摘。「そうはならない」と主張し、日本が求める四島返還には応じない従来の方針を確認した。同大統領は2010年12月にも日本との共同経済活動に言及しており、難航する協議へのいらだちもみえる。

 北方四島での共同経済活動を巡っては、かねて漁業分野での日ロ協力の可能性が取りざたされているほか、イシャエフ極東連邦管区大統領全権代表が日本経済新聞を通じ四島周辺地域での原油ガスの共同開発を提案。ドボルコビッチ大統領補佐官も「日本企業の社員がビザなしで入れるよう検討する用意がある」などと述べていた。


日本と共同開発の用意=北方領土、中韓も歓迎-ロ大統領(2011/11/11-20:47)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011111100964&j4
 【モスクワ時事】ロシアのメドベージェフ大統領は11日、北方領土を含む千島列島を日本と共同開発する用意があるとの認識を改めて示した上で、「中国であれ韓国であれ、外国投資はウエルカム(歓迎)だ」と表明した。ロシア極東メディアとの会見内容として、インタファクス通信などが伝えた。
 米ホノルルでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際、日ロ首脳会談が予定されており、大統領は野田佳彦首相に日ロ共同開発について提案すると述べた。
 ただ、大統領は北方四島共同開発の提案にもかかわらず、日本側はいつも「領土問題解決が先、投資はその後で、と言う」と述べ、日本の姿勢に不満を漏らした。
 メドベージェフ大統領は昨年11月、国後島を初訪問し、日本側の反発を招いた。この日の会見では同島訪問を振り返り、「非常に興味深かった。ファンタスティックな場所だ」と表現。四島はロシア領との主張を繰り返した。 
 北方領土で最近、対空ミサイルや戦車の配備を含むロシア軍の装備近代化計画が進んでいることに関しては「第三国や日本に向けられたものではない」とし、通常の国境防衛にすぎないとの考えを示した。



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■関連記事

読売:ロシア与党、支持率急落…2頭体制に反発強まる(2011年11月12日08時14分)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111112-OYT1T00142.htm
 【モスクワ=寺口亮一】12月4日投開票のロシア下院選挙は、登録7政党による討論会が始まり、本格的な選挙戦に突入した。

 議席の3分の2以上を占める与党「統一ロシア」の支持率に急落傾向が見えており、政権はメドベージェフ大統領が陣頭に立ち、必死の選挙戦を展開している。

 「石油価格が下がっても、皆さんへの年金は公約通り支払います」

 9日夜のテレビ討論会で統一ロシアのアンドレイ・マカロフ下院議員は、同党が「国民のための政党」だと懸命に訴えた。統一ロシアが討論会に参加するのは、10年前の創設以来初めて。特権階級の政党とのイメージが定着した現状への危機感は明白だった。

 メドベージェフ大統領は9日、モスクワでブロガーらと会合した。「政治家には(市民からの)打ち返しが必要だ。皆さんに参加を呼びかける」と、国民の声に耳を傾ける姿勢を強調した。


読売:次期露大統領はやはりプーチン氏――子飼いのメドベージェフ氏に「失望」
調査研究本部主任研究員 布施裕之(2011年8月11日)
http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/columnworld/20110809-OYT8T00711.htm
 2012年3月のロシア大統領選に、プーチン首相が立候補する意思を固めた。背景にあるのは、メドベージェフ現大統領への失望感という。現大統領とのタンダム(2頭馬車)を解消し、プーチン氏が次期大統領となれば、ロシアと欧米との関係は、一時的にせよ、冷却化する。日本にとっては、メドベージェフ氏の国後島訪問で険悪化した対露関係のしきり直しが焦点となりそうだ。

 プーチン氏は2000年から2期8年大統領を務めた。この間、ロシアは大国主義化し、プーチン氏は石油価格の高騰を背景に旧ソ連復活をとなえ、マスコミ・地方自治を弾圧した。しかし08年の大統領選では、連続3選を禁じる憲法規定から、政権内リベラル派とされたメドベージェフ第1副首相を後継に指名した。

 ロイター通信やカナダ紙によると、ロシア高官は「プーチン氏はすでに出馬を決めた」とし、その理由はメドベージェフ氏が「現行制度におけるプーチン氏の役割を理解していない」ことによる失望感にあると述べた。

 メドベージェフ氏は大統領就任当初、大統領任期を1期4年から6年に延長し、当時出馬が確実視されたプーチン氏の歓心を買うなどプーチン氏の“子飼い”と見られ、政権自体もメドベージェフ大統領をプーチン首相が背後から支える2頭体制とされた。しかしメドベージェフ氏は次第に発言力を強め、国連軍のリビア派遣を「十字軍」呼ばわりしたプーチン氏を批判。先月末にはロシア有力紙「コメルサント」で有力側近2人が、プーチン氏の復権は「国家的破局」と警告するなど、政権内の両氏の溝は次第に深まっていると見られていた。

 プーチン氏は、支持率50%以上と依然メドベージェフ氏を上回るのを追い風に、与党「統一ロシア」を軸に国民運動の組織「全ロシア人民戦線」を創設するなど、着々と大統領選の主導権掌握に動いている。ただプーチン氏の出馬は、当初から予想されていたとの見方も根強い。

 同氏が返り咲く場合、問題は西側との関係で、すでに「プーチン氏の時代は終わった」(英エコノミスト)と牽制する世論も目に付く。同氏は、2007年2月のミュンヘン演説で「米国の無制約の武力行使」を非難するなど、大統領時代に繰り返した欧米批判によって対西側関係を決定的に悪化させていたからだ。

 一方、北方領土問題を抱える日本にとっては、真の実力者プーチン氏の再登場の方が、リベラルを旗印にするメドベージェフ氏より「やりやすい」(外務省筋)のは事実。国後島訪問がプーチン氏の内諾なしに敢行されたとは思えないが、新政権登場をいかに活用するかが問われることになる。



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■カテゴリ:北方領土、樺太

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by doumin | 2011-11-12 16:04 | 北方領土、樺太