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田中法相辞任 民主党政権の3年間で法務大臣は次で9人目、拉致問題担当大臣は8人目、閣僚辞任・罷免は8人目
「思い出作り内閣」
「在庫一掃セール」
と揶揄された野田第三次改造内閣。

そのわずか3日後、田中法相に外国人献金が発覚。
さらに暴力団との交際も明るみに。

田中法相は"体調不良"を理由に緊急入院したり、
"公務"を理由に委員会を欠席したりして逃げ回っていましたが、
今日午前、辞表を提出し受理されました。

こんなんでも、
「前法務大臣」
「元法務大臣」
という肩書きがついちゃうんだから笑ってしまう。

テレ朝:就任わずか23日…田中法務大臣“体調不良”で辞任
(2012/10/23 11:48)
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221023016.html
 就任からわずか23日目で辞任です。過去の暴力団との交際や外国人からの献金が問題となっていた田中慶秋法務大臣が、野田総理大臣宛てに辞表を提出しました。野田総理は早速、後任の人選に入りますが、民主党政権になってからの3年余りで法務大臣は次で9人目、拉致問題担当大臣も8人目となります。

 藤村官房長官は、田中大臣の辞任の理由は「暴力団との交際」などではなく、あくまで「体調不良」によるものだと繰り返し強調しました。
 藤村官房長官:「体調不良により入院し、検査の結果、いくつかの症状で加療が必要だということで、大変残念ではあるが辞表を受理した」
 田中大臣は続投に意欲を示していましたが、29日から始まる臨時国会を前に政府・与党内からも「辞任は避けられない」という声が相次いでいました。そのため、野田総理としては「事実上の更迭」へと踏み切らざるを得ませんでした。しかし、身内である総理周辺が「辞任のタイミングが遅すぎた」と漏らすなど、野田総理の判断を疑問視する声も上がっています。一方、野党側は、野田総理の任命責任を厳しく批判しています。
 自民党・石破幹事長:「(野田総理は)なぜそのような人を任命したのか。責任感が全くなく、学習能力がないと断ぜざるを得ない」
 野田総理は立て直しを図るため後任人事の調整を急いでいますが、政権にとって大きなダメージとなるのは避けられません。


毎日:田中法相辞任 「何のための内閣改造」…在任3週間余
2012年10月23日 12時33分(最終更新 10月23日 12時45分)
http://mainichi.jp/select/news/20121023k0000e040199000c.html


WSJ(時事):田中法相が辞任=外国人献金、暴力団と交際―「体調不良」強調、政権に打撃
2012年 10月 23日 13:06 JST
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_534506
 外国人献金や暴力団との交際が発覚した田中慶秋法相は23日午前、秘書官を通じて野田佳彦首相に辞表を提出し、受理された。田中氏は辞任の理由について「体調不良」と説明したが、事実上の更迭。田中氏は辞任の記者会見は行わず、「体調が許さず、法務行政、国会停滞など国民生活へご迷惑をかけることは忍び難く、職を辞する決断をした」とのコメントを発表した。

 民主党政権での閣僚辞任は8人目で、野田内閣では2011年9月の鉢呂吉雄経済産業相以来2人目。1日の内閣改造から1カ月もたたない中での閣僚辞任により、野党が首相の任命責任を追及するのは必至で、政権には手痛い打撃となる。

 首相は23日の閣僚懇談会で「体調不良により加療が必要ということで、大変残念だ」と述べた。藤村修官房長官も記者会見で、体調不良が辞任の理由とし、外国人献金や暴力団との交際との関連は否定。「体調に関しては(法相)本人が判断した。それをもって(首相の)任命責任ということにはつながらない」と強調した。

 田中氏は22日夜、藤村長官に電話で辞意を伝え、23日午前の定例閣議には出席しなかった。

 田中氏は、18日の参院決算委員会を「公務」を理由に欠席し、野党からは「国会軽視」との批判が噴出した。19日の閣議を体調不良で欠席し、22日まで都内の病院に入院していた。田中氏は続投に意欲を示していたが、与野党で辞任論が強まり、首相も更迭に踏み切るとの見通しが出る中、自発的に辞任せざるを得ないと判断したとみられる。 

[時事通信社]


毎日:田中法相 辞任、「体調不良」で…献金・交際問題
2012年10月23日 09時50分(最終更新 10月23日 13時07分)
http://mainichi.jp/select/news/20121023k0000e010162000c.html
 外国人献金や暴力団関係者との交際が発覚した田中慶秋法相(74)は23日午前、体調不良を理由に野田佳彦首相に辞表を提出し、受理された。田中氏を巡っては、「公務」を理由に国会審議を欠席したことに対し批判が強まっており、事実上の更迭となる。(6面、社会面に関連記事)

 田中氏は辞任に関する記者会見は行わず、「体調が許さず、国会停滞など国民へご迷惑をかけることは忍び難く、職を辞することを決断した」との談話を発表した。

 野田政権の閣僚辞任は、昨年9月に東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切な発言をした鉢呂吉雄経済産業相に続き2人目。09年9月に発足した民主党政権の閣僚辞任・罷免は8人目となる。1日の内閣改造から約3週間での閣僚辞任で、野党が首相の任命責任を追及するのは必至。首相は後任の人選を急いで立て直しを図るが、野田政権に大きな打撃となりそうだ。

 田中氏は23日午前9時、法相秘書官を通じて藤村修官房長官に首相宛ての辞表を提出した。田中氏は同日午前の閣議を欠席し、首相は閣議後の閣僚懇談会で「いくつかの症状で加療が必要だ」と説明。藤村氏は同日午前の記者会見で、首相の任命責任について「あくまで体調不良なのでいかんともしがたい。任命責任にはつながらない」と強調した。

 田中氏は公務を理由に18日の参院決算委員会を欠席し、野党各党は「閣僚の答弁義務を定めた憲法63条違反だ」と批判。政府・与党内でも「辞任は避けられない」との見方が大勢になっていた。田中氏は当初、法相続投に意欲を示していたが、特例公債法案などを審議する29日召集の臨時国会を控え、辞任に追い込まれた。

 田中氏は法相に就任直後の今月4日、自身が代表を務める民主党支部が外国人の経営する企業から献金を受け取った問題が発覚。12日の会見では約30年前に暴力団幹部の仲人を務めたと認めた。田中氏は体調不良を訴え、19日の閣議を欠席し、22日まで東京都内の病院に入院していた。

 田中氏は衆院神奈川5区選出で、現在6期目。民主党の旧民社グループ会長を務め、法相兼拉致問題担当相として初入閣した。田中氏は23日の談話で、拉致問題担当相として「(拉致問題が)節目の10年目を迎えるにあたり、被害者家族の期待に応えられず申し訳ない」と陳謝した。【横田愛、阿部亮介】


毎日:田中法相辞任 首相任命責任が焦点に…民主党内からも批判
2012年10月23日 11時50分(最終更新 10月23日 13時18分)
http://mainichi.jp/select/news/20121023k0000e010188000c.html
 暴力団関係者との交際が発覚した田中慶秋法相が23日、内閣改造からわずか3週間で辞任に追い込まれた。自民党など野党は一斉に野田佳彦首相の任命責任を追及し、早期の衆院解散・総選挙に追い込む構えを強めている。民主党内でも田中氏の法相起用に当初から疑問の声があっただけに、首相の求心力低下は必至だ。

 民主党の安住淳幹事長代行は23日午前、「あくまで体調が悪くやむを得なかった」と記者団に強調する一方で、「首相は後任をしっかり人選し、内閣の態勢固めを急いでほしい」と注文をつけた。

 9月の民主党代表選で首相再選を支持した田中氏の初入閣は論功行賞色が濃く、政府・民主党内の受け止めは総じて厳しい。仙谷由人副代表は23日午前のTBS番組で「なぜこういう人事をしたのか分からない」と不満をにじませ、郡司彰農相は記者会見で「信頼を取り返すには一定の時間がかかるかもしれない。残念だ」と語った。閣僚経験者の一人は「もっと早く辞めてくれればよかった」と嘆いた。

 一方、野党は勢いづいている。自民党の石破茂幹事長は23日午前の記者会見で「(首相は)なぜ不適格な人を任命したのか。田中氏が国会に出席しなかったことは、辞任しても消えるものではない。首相の任命責任は極めて重大だ」と指摘した。公明党の漆原良夫国対委員長も記者団に「辞任は当たり前で遅すぎた。こういう法相を選んだ首相の任命責任は非常に重い。民主党政権は閣僚の任命を非常に軽く考えている」と語り、首相批判のトーンを上げた。

 田中氏の辞任には、29日召集の臨時国会前に幕引きを図りたい民主党の思惑も透ける。しかし、田中氏はこの日、閣議を欠席したうえ、体調不良を理由に辞任記者会見も行わず、野党は追及の手を緩めそうにない。三井辨雄厚生労働相は23日の記者会見で「(田中氏)ご本人がそういう判断をされたんでしょう」と突き放した。【笈田直樹、坂口裕彦】




少々話はズレますが、
「わずか○日目で辞任」
「○ヶ月で辞任」
なぜ民主党閣僚はこういうのがすごく多いのか?をちょっと考察してみると、


▼民主政権は“身体検査”を軽視していると言うよりも、
 党内融和を重要視(いつものように、国民は二の次で)するあまり、
 結果的にこうなると言った方が近いのかも。

▼「前○×大臣」「元○×大臣」という肩書きが付けば、
 次の選挙のためにもなる。

▼なので、大臣職を望む議員は多い。
 色々なグループからどんどん閣僚入りさせ、
 少しでも多くの人の夢を叶えてあげて、みんななかよし。

▼となると、任命するにあたって、
 政治信条だとか、
 これまで力を入れてきた政策だとか、
 経済に明るいからとか、
 外交に強いだとか、
 そういうことは二の次に。

▼つまり、スタート地点からして間違っている。

▼この人たちが見ているゴールは、ただ単に「○×大臣」になること。
 どのポストでもいいから、とにかく大臣に。

▼大臣になってしまえばもう目的は達成しているので、勉強をしない。

▼そのわりには権力を誇示したがる。

▼国をこうしたい、などのビジョンが民主党議員にあるわけもなく、
 あるのは責任転嫁と自分の椅子の心配だけ。

▼大臣の責務を自覚できないため、失言や暴言や失策が多い。

▼政治主導の民主党が聞いて呆れる、何にも知らない・出来ないおバカ大臣様の出来上がり。
 官僚の高笑いが聞こえるような気がします。


これが辞任や更迭が多い理由であり、
民主党政権3年間の総括ではないかと。




こんな感じで民主党の閣僚は妙な人がとても多いですが、
中でも法務大臣は、一二を争う酷いポストのひとつ。

「答弁は二つ覚えればいい」の柳田稔さん、
現役大臣なのに落選した悲惨な千葉景子さん(その後、民間大臣として居座った)、
「暴力装置」などの暴言・失言が有名で、尖閣事件で中国と密約を交わしていた仙谷さん(官房長官と兼任)、
被害者に対してとんでもない発言をした平岡秀夫さん、
死刑廃止論者であることを法務大臣就任後も突き通す江田五月さん、
委員会室で競馬の様子をチェックする小川敏夫さんなど。

まぁ、お馬鹿さんの集まりの中からお馬鹿さんが選ぶわけですから、
必然的にこうなりますね。




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■追記

藤村さんは、
「体調に関しては(法相)本人が判断した。それをもって(首相の)任命責任ということにはつながらない」
と強調しましたが、野田さんは任命責任を認めました。
ただし、またお得意の詭弁付きで。

NHK:野田首相“任命権者の責任ある”
10月23日 15時46分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121023/k10015950721000.html
野田総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し、田中法務大臣の辞任について「田中大臣からは、体調不良を理由に辞任の申し出があり、受理した。政治経験などを踏まえて、私が選んだ大臣であり、任命した閣僚が職務を全うできなかったという部分においては、任命権者の責任はある。内閣全体で職務にまい進することで、責任を果たしていきたい」と述べました。
そして、後任人事について「早急に決めたい」と述べました。



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by doumin | 2012-10-23 14:15 | 政治‐与党(2012.12.25まで)