人気ブログランキング | 話題のタグを見る
和はいい和@どうみん
doumin.exblog.jp
ブログトップ
期日前投票 各地の選管でミス…1人で二重投票(有効票となる)、小選挙区投票時に比例用紙を渡す
東京都福生市と群馬県安中市のケースは、1人で2回投票。
どちらも有効票となってしまうそうです。

高知県土佐清水市と兵庫県宝塚市のケースは、比例用紙を小選挙区投票時に渡してしまった。
土佐清水は無効票に。
でもなぜか宝塚は、開票後に有効か無効かを決めるらしいです。
人数が多いからなんでしょうか?

期日前投票に行かれる方は、
渡された用紙に間違いがないかをご自身でもチェックした方が良いかもしれません。


東京・福生で二重投票 総選挙期日前、担当者見逃す
朝日新聞デジタル 12月8日(土)11時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121208-00000010-asahi-soci
 東京都福生市選挙管理委員会は7日、衆院選の期日前投票で有権者1人に2度投票させてしまうミスがあったと発表した。

 同選管によると、有権者は5日、福生市役所で、都知事選の期日前投票をする際、身分証明書などを示せば整理券がなくても衆院選の期日前投票ができる制度を使い、衆院選にも投票した。さらに6日、衆院選の整理券を持って市役所を再度訪れ、衆院選に2度目の投票をしたという。

 6日に窓口で対応した職員がパソコン上に表示された5日の投票履歴を見逃したのが原因という。2回分とも有効な票として処理される見通し。同選管は「迷惑をかけておわびする。確認体制の強化に努める」としている。


選管ミスで「2度」投票 群馬・安中 どちらも有効票に
朝日新聞デジタル 12月9日(日)17時40分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121209-00000029-asahi-pol
 衆院選の期日前投票で、群馬県安中市の30代男性が2度投票したことが分かった。同市選挙管理員会が9日発表した。

 市選管によると、9日午前、8日までに衆院選の選挙区と比例区それぞれの期日前投票を済ませていた男性が、この日始まった最高裁裁判官国民審査の期日前投票のため期日前投票所に来た際、市選管職員が衆院選の選挙区と比例区の投票用紙を交付。男性はそれぞれ2度目の投票をした。

 衆院選に投票済みという端末の表示や、入場券のスタンプを見落とし、投票直後に別の職員が誤りに気づいたが、回収は不可能で2度目も有効票になるという。国民審査の期日前投票は、公示翌日から始まる衆院選と異なり、審査期日の7日前からと法律で定められている。

-----

産経:1人で「2票」 選管ミス、群馬・安中市で二重投票 国民審査のみの男性に用紙再交付 2012.12.9 18:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121209/elc12120918030039-n1.htm
 群馬県安中市選挙管理委員会は9日、衆院選(16日投開票)群馬5区と比例代表北関東ブロックの期日前投票で、選管のミスで二重投票があったと発表した。

 県、市両選管によると、すでに衆院選の期日前投票を済ませていた市内の30代男性が9日、この日始まった最高裁裁判官の国民審査の期日前投票で市内の投票所を訪れた際、選管職員が誤って、衆院選の投票用紙も渡してしまったという。

 男性の投票後、入場券に衆院選が投票済みであることを示す「国審のみ」のスタンプが押されていることに職員が気付き、ミスが発覚した。選挙人名簿との照合作業でパソコン上に出る「投票済」表示の確認も不十分だったという。

 有効投票として扱われるため、男性は衆院選で「2票」を投じたことになる。

 市選管は「確認作業が不十分なためのミスで大変申し訳ない。二度と起こさないよう徹底したい」と陳謝。県選管は、こうした問題の発生を懸念して8日、各市町村選管に事務処理の確認と徹底を依頼していたといい、「誠に遺憾」としている。


高知新聞:期日前投票で交付ミス 土佐清水市 2012年12月10日08時38分
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=296512&nwIW=1&nwVt=knd
 土佐清水市選挙管理委員会は9日、衆院選の期日前投票で、有権者の男性が小選挙区の高知3区に投票する際、誤って比例代表の用紙を渡すミスがあったと発表した。比例用紙で小選挙区に投票したため、比例投票は無効票になる。


読売:期日前投票で用紙交付ミス、比例を小選挙区用に(2012年12月10日14時18分)
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2012/news2/national/20121210-OYT1T00549.htm
 衆院選の期日前投票で、兵庫県宝塚市選管は10日、同市山本東の投票所で有権者27人に対し、比例選の投票用紙を小選挙区用として交付し、投票させるミスがあったと発表した。

 市選管によると、同投票所で期日前投票が始まった9日午前9時から約20分間に訪れた27人が、交付係の女性職員から小選挙区の投票用紙の交付場所で、比例選の投票用紙を渡されたが、全員が気づかずに投票した。

 女性職員が投票用紙を保管するトランクから間違って取り出したのが原因で、隣に座っていた受付係の男性職員がミスに気付いた。

-----

神戸新聞:選管が用紙交付ミス 小選挙区・比例取り違え 宝塚市 2012/12/10 14:46
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201212/0005588870.shtml
 宝塚市選挙管理委員会は10日、衆院選の期日前投票で、小選挙区(兵庫6区)と比例代表の投票用紙を取り違えて交付したと発表した。誤交付は27件に上り、有権者は小選挙区の投票箱に比例代表の投票用紙を投じた。当該票の有効、無効については、県選管の指導を受けた上で、市選管が16日の開票段階で決める。

 市選管によると、9日が期日前投票の初日だった同市山本東の山本会館で、担当した市職員が小選挙区の投票用紙(オレンジ色)を用意すべきところ、誤って比例の投票用紙(水色)を有権者に交付した。午前9時の受付開始から約20分後に、別の職員が色の間違いに気付いた。

 市選管は「通常は投票所に従事する職員に対して説明会を開くが、今回は急な選挙で時間が取れず、メールでの説明にとどまっていた。周知、確認が不十分だった」としている。



-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

■追記

朝日:入場整理券4500人分に別の投票所地図 福岡市選管 2012年12月6日2時13分
http://www.asahi.com/politics/update/1205/SEB201212050009.html
 福岡市選挙管理委員会は5日、約4500人に発送した衆院選の投票所入場整理券に、別の投票所の地図を載せていたと発表した。再発行はせず、正しい地図を戸別配布して対応する。

 市選管によると、博多区の那珂南第2投票区の投票所について、本来の那珂南会館ではなく、約3.3キロ離れた弥生会館の地図を掲載していた。職員のパソコン操作の誤りが原因と考えられるという。地図は5桁の数字で管理している。市選管と区選管で点検していたが、受け取った市民からの指摘でミスがわかった。

 突然の解散で、通常よりも準備作業が短期間に集中している。市選管は「影響がなかったとはいえないが、忙しいことは理由にならず、全く申し訳ない」と謝罪している。


産経:期日前投票所で用紙の交付ミス 群馬・川場村 2012.12.10 19:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121210/elc12121019020018-n1.htm
 群馬県選挙管理委員会は10日、衆院選の川場村の期日前投票所で、候補者名を書く選挙区の投票用紙を交付すべきところ、政党名を書く比例代表の投票用紙を、誤って2人に交付するミスがあったと明らかにした。

 県選管によると、その後の比例代表と最高裁裁判官の国民審査は正規の投票用紙を渡した。最初に手渡された比例代表の投票用紙に選挙区の候補者名を書いた場合、無効になる可能性がある。

 投票者が会場を出た後、残票を数えて確認し、発覚した。


NHK:東京・練馬区 期日前で二重投票のミス 12月10日 19時31分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121210/k10014091661000.html
東京・練馬区で行われた衆議院選挙と東京都知事選挙の期日前投票で、区の職員がすでに投票を済ませた男性に誤って同じ投票用紙を交付し、二重に投票させるミスがあったことが分かりました。

練馬区選挙管理委員会によりますと、今月5日に衆議院選挙と東京都知事選挙の期日前投票を済ませた50代の男性が、9日、最高裁判所裁判官の国民審査の期日前投票に訪れました。
その際、区の職員が誤って、衆議院選挙の小選挙区と比例代表、都知事選挙の投票用紙を再び交付し、男性に二重に投票させてしまったということです。職員が、男性が投票を済ませているという名簿の記録を見逃したことが原因だということです。
男性が行った2回の投票はいずれも有効になるということで、練馬区選挙管理委員会は「今後は担当者に確認を徹底させ、再発防止に努めたい」としています。


毎日:愛知・豊橋市選管ミス 「期日前」で二重投票 2012年12月10日 19時54分
http://mainichi.jp/select/news/20121211k0000m010042000c.html
 愛知県豊橋市選挙管理委員会は10日、衆院選の愛知15区(同市など)と比例代表東海ブロックの期日前投票で、選管のミスによる二重投票が1件あったと発表した。票が特定できず、ともに有効票になる。

 市選管によると、期日前投票を8日に済ませた市内の男性が10日午前8時半ごろ、最高裁裁判官国民審査の期日前投票に訪れた際、職員が誤って国民審査と衆院選の両方の投票用紙を渡した。点検でミスが分かったという。国民審査の期日前投票は9日に始まった。

 期日前投票が済むと投票所の受付で端末に投票済みと表示され、受付書類にも記載されるが、職員が見落としていた。市選管は「大変申し訳ない。確認作業を徹底したい」と陳謝した。

 今回の衆院選では、群馬県安中市でも同様の二重投票があった。【清藤天】


産経:県選管 名簿登録者数を訂正 広島 2012.12.11 02:11
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121211/hrs12121102120004-n1.htm
 ■大崎上島町でミス、6人増

 県選管は10日、3日に発表した選挙人名簿登録者数を訂正した。大崎上島町からの報告にミスがあったためで、県全体の選挙人名簿登録者数は3日の発表より6人(男女各3人)増え、232万5900人となった。

 大崎上島町選管によると、担当者が県選管に選挙人名簿登録者数を報告する際、誤って前日(2日)のデータを送信したのが原因という。

 9日に期日前投票の中間状況をまとめた際、県選管が大崎上島町の選挙人名簿登録者数が違うのに気付き、問い合わせたところ、ミスが分かった。


産経(奈良):天理市選管がミス 2012.12.11 02:14
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121211/nar12121102140003-n1.htm
 天理市選管は10日、市内で選挙権のない30代の男性に期日前投票を認めるミスがあったと発表した。男性の投じた票は回収できないため、有効票として計算するという。

 市選管によると、男性は9日午前11時ごろ、選挙通知書を持たずに期日前投票所を訪れた。会場の担当者が男性の氏名や生年月日を名簿と照合した際、同じ生年月日で似た名前の男性がいたため、誤って投票を認めたという。

 男性は10月に市に転居。投票は本来、住民票を移して3カ月経過しないと認められない。市選管が9日午後9時ごろに再確認した際、誤りに気付いた。


毎日:22区の期日前投票所で記入台掲示ミス−−狛江 /東京
2012年12月11日 地方版
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20121211ddlk13010310000c.html
 狛江市選管は10日、衆院選22区の期日前投票所で、記入台に掲示した諸派(幸福実現党)新人の井原義博氏の届け出政党名の欄を「無所属」と誤記載したと発表した。5日から2478人が投票したが、投票は有効。

 市選管によると、井原氏は届け出の際、政党の名称欄を空欄で提出したため、空欄のまま掲示しなくてはならなかった。担当者が空欄を無所属と思い込んで記入したという。同選管は「二度とミスのないよう確認作業をしっかり行う」としている。【平林由梨】

〔多摩版〕


毎日:2012衆院選:期日前投票で用紙二重交付 明石市選管ミス /兵庫
2012年12月11日 地方版
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20121211ddlk28010296000c.html
 明石市選管は10日、衆院選の期日前投票で、比例代表の投票用紙を二重交付するミスがあったと発表した。選管によると、同日、市役所の期日前投票所で、小選挙区の投票を済ませた男性に比例代表と国民審査の投票用紙を各1枚配布した。男性は比例代表の投票用紙に記入せず、国民審査の投票用紙と一緒に投函した後、比例代表の投票用紙を再請求。職員が2枚目の用紙を交付し、男性は投票した。2枚とも有効投票となる。【南良靖雄】

〔神戸版〕


読売:前回選挙資料で3人不在者投票、築上町選管が誤送付(2012年12月11日)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20121211-OYS1T00272.htm
 福岡県築上町選挙管理委員会は10日、衆院選の不在者投票を請求した有権者25人と20施設に、前回選の福岡11区の候補者名や所属政党名を記載した資料を誤って送付したと発表した。一部は投票が済んでいてやり直しできないという。

 町選管によると、東京都や兵庫県、愛知県などに滞在する有権者と、患者や入所者の不在者投票が行われる北九州・京築地区などの病院や老人ホームに誤送付。受け取った有権者の指摘で9日にミスが分かり、資料を再送したが、少なくとも3人は投票を済ませていたという。職員が不在者投票用の資料の原本を紛失、パソコンから引き出した前回選の資料を古いデータのまま送付したという。


読売:選管投開票へ工夫、改善 周南はミス防止徹底 山口(2012年12月11日)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20121210-OYT8T01473.htm

期日前投票 各地の選管でミス…1人で二重投票(有効票となる)、小選挙区投票時に比例用紙を渡す_d0164331_1775292.jpg


5月に行われた周南市議選の開票作業

 16日に投開票される衆院選で、県内の市町選管が開票作業などでのミス防止や迅速・効率化に取り組んでいる。5月の市議選の開票でミスをした周南市選管は「再発は許されない」と気を引き締める。

 ■人員増や計数器導入

 周南市選管は、市議選での開票ミスを教訓に開票事務の流れを見直した。11日には衆院選で作業に当たる職員約340人を対象に説明会を開き、改善点の徹底を図る。

 市議選では、次点で落選した候補者の氏名が書かれていた2票が、同姓候補の票の束に紛れ込むなどのミスが起きた。この2票は自動読み取り機にかけられたが判別できず、「審査係」が有効と判断して候補別に仕分ける際に紛れ込んだ可能性が高い。

 衆院選では、自動読み取り機にかける比例選の票が判別できなかった場合、審査係に一度に大量に回らないよう、いったん保管して徐々に回すよう改める。

 さらに、小選挙区で候補者別、比例選で政党別に仕分けて束ねた票を数える前の「検査係」を強化。市議選では、票を台に開けてから数えるまでの一系列につき1人だったが、今回は4人に増やし、別の候補や政党の票が紛れ込んでいないか、1枚ずつめくって確認する。

 職員向けの説明会は、今年7月の知事選で初めて実施したが、今回も対象者全員に出席を求めている。

 市選管事務局の箱嶋範之局長は「ミスを繰り返すことは許されない。開票を正確かつ迅速に行うためには、職員の意識向上も欠かせない」としている。

 岩国市選管では期日前投票などに携わる臨時職員を前回の約1・5倍の16人に増員した。同市選管は「突然の解散だった選挙とはいえ、万全の準備で本番に備えたい」と話した。

 萩市選管は、前回衆院選まで入場券を発送する際に使っていた計数器2台を、開票用に転用し、計10台で臨む。同選管は「手作業に比べてかなり速くなる」と期待する。

 ■前回と異なる事情

 下関市内の投票所は、前回衆院選より37か所少ない121か所になる。7月の知事選から、経費削減のために投票所の数を見直したためだが、旧4町(2005年に合併)の自治会から「投票所が遠い」などの声が出たため、投票所だった場所から新しい投票所まで無料バスを運行する。

 同市選管は「投票率を下げないために、有権者の足を確保する」とし、開票については「新しい機械の導入にも人員増にも、お金がかかる。効率化を図り正確を期したい」と話す。

 2010年1月の旧阿東町との合併で、今回から選挙区が1区と3区にまたがる山口市。旧阿東町(3区)の有権者が1区の候補者に投票しないよう、同町有権者の期日前投票所を、旧阿東町と山口市役所の2か所に限定した。同市選管は「旧阿東町の皆さんは山口市内全域で期日前投票ができないが、貴重な1票を無効にしない取り組み。理解してほしい」とする。

 防府市では投開票日の16日に、市などが主催する「第43回防府読売マラソン大会」が開かれる。一部の職員に、昼はマラソン、夜は開票を担当してもらうことで、乗り切ることができそうだという。


東京新聞(茨城):投票用紙の二重交付ミス 土浦市選管(2012年12月12日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/shuin2012/ibaraki/CK2012121202100009.html
 土浦市選挙管理委員会は十一日、既に衆院選の期日前投票を終えていた男性に誤って投票用紙を交付し、男性が二重投票するミスがあったと発表した。票の特定ができないため、有効票として扱うとしている。

 市選管によると、男性は十日午後四時半ごろ、九日から始まった最高裁裁判官国民審査の期日前投票をするため、投票所を訪れた。五日に衆院選の小選挙区と比例代表の投票を済ませていたが、職員が誤って衆院選の投票用紙も一緒に渡した。

 職員は交付後気づいて男性に声を掛けたが、既に投票済みだった。市選管は「再発防止に向け、チェック態勢などを強化する」としている。


中日新聞:昭和区で二重投票 期日前、区選管ミス(2012年12月13日)
http://www.chunichi.co.jp/article/shuin2012/aichi/CK2012121302000261.html
 名古屋市昭和区選管は十二日、衆院選の期日前投票で、すでに投票を済ませた男女二人に係員が誤って投票用紙を交付し、二重投票をさせるミスがあったと発表した。投票箱は開票日まで開けられず、すべて有効票として扱われる。

 区選管によると、二人は八日、区役所で小選挙区と比例代表の期日前投票を行った。最高裁裁判官の国民審査の期日前投票は九日からのため、十二日に再び投票に訪れた際、受け付けの係員がパソコン画面上の「投票済み」の表示を見落とし、投票用紙を渡した。区選管は「受け付け確認の周知徹底と再発防止に努める」としている。


東京新聞:衆院選・都知事選 同日選 「期日前」期間バラバラ 二重投票…ミス続出
2012年12月13日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012121302000112.html
 衆院選や東京都知事選などの期日前投票で、選挙管理委員会のミスが多発している。中でも多いのは、一人の有権者に投票用紙を二回交付する「二重投票」だ。期日前投票の期間が異なる複数の選挙が重なる「同日選」となり、選挙事務が複雑になっている点が一因だ。 (都政取材班)

 「単純ミスで、お恥ずかしい話です」。二重投票を招いた足立区選管の担当者が、平謝りする。

 今月七日、区内の女性(76)が衆院選の期日前投票をするため、投票所を訪れた。女性は二日には都知事選の期日前投票を済ませていたが、選管は衆院選の投票用紙だけでなく、知事選の投票用紙も渡してしまい、女性が知事選の二回目の投票をしてしまったのだ。

 同様のミスは練馬区と福生市で相次いだ。

 ミスの背景には、期日前投票の期間が選挙によってバラバラだという問題がある。

 期日前投票は告示や公示の翌日からとされ、知事選が十一月三十日から、衆院選が十二月五日から、世田谷、葛飾、八王子の三区市の都議補選が八日から可能になった。また、最高裁裁判官の国民審査は、投票日一週間前の九日からできるようになった。

 このため、有権者が何度も投票所に足を運ぶケースが生じ、ミスにつながった。

 都選管は「投票用紙を有権者に交付する際、交付済みの人に再び交付しようとすれば、パソコン上にミスを知らせる表示が出る仕組みになっていた。しかし、担当者がそれを見逃した」と説明する。

 今回の三件のミスは、投票箱の中から二回目の投票用紙を捜して特定することが不可能なため、開票の際にすべての票が有効票として扱われる。仮に、一票差を争うような大接戦になった場合、期日前投票の「二重投票」が当落を左右することも理論上はあり得る。都選管は「落選した候補者が訴訟を起こし、選挙が無効になる可能性もある」と、ミスを深刻に受け止める。

 また、武蔵村山市では、保管していた昨年四月の都知事選の投票用紙を二十九人に渡してしまった。公選法の規定で、前回の投票用紙は開票時に無効票として扱われるが、投票行為自体は有効なため投票し直すことはできない。ほかにも狛江市が投票所に掲示する候補者一覧の表示を間違え、北区が入場整理券の記載をミスした。

 都選管では今後も同様の事態が続けば、特別な注意喚起を各選管に行うことも検討するという。



※以降、コメント欄に追記

※関連記事
投開票日 各地で選管ミス相次ぐ 用紙の誤交付、寝坊、集計ミスなど 2012-12-16
by doumin | 2012-12-10 15:56 | 政治‐2012衆院選