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高松市の開票不正事件 「隠蔽は事務局長の指示」と職員 過去にも同様の不正の可能性 政治的意図の疑いも
NHK:開票不正事件 組織ぐるみで隠蔽工作か
7月16日 4時11分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140716/k10013045421000.html
(魚拓1)(魚拓2)(魚拓3)
※抜粋
高松地方検察庁の調べによりますと、高松市選挙管理委員会で事務局長を務めていた山地利文被告(59歳)ら3人は、去年7月に行われた参議院選挙比例代表の開票作業で、投票総数のつじつまを合わせるため、白票の数を水増しするとともに、本来集計すべき有効投票を集計せず自民党の衛藤晟一参議院議員の票を312票減らしたとして、公職選挙法の投票増減の罪で15日起訴されました。
山地元事務局長は、選挙の翌月以降、部下の課長補佐や係長と共謀して有効票を保管した段ボール箱から衛藤議員の票を取り出し無効票の箱に入れたなどとして、封印破棄の罪にも問われています。
この際、票を保管した箱は市役所の地下の倉庫から11階にある選挙管理委員会の部屋に運び込まれ、割印を押した封印を破らないよう箱のテープをはがすなどして票を抜き出し、無効票を廃棄するなどしていたとみられることが、検察への取材で分かりました。
検察は組織ぐるみで隠蔽工作を行ったとみています。
検察は6人の認否を明らかにしていませんが、関係者によりますと、このうち少なくとも2人は不正を認めているということです。


四国新聞:衛藤氏の票312あった/選挙後も隠蔽工作か
2014/07/16 09:42
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20140716000114
(魚拓1)(魚拓2)
 昨夏の参院選比例区の開票作業で高松市職員ら3人が白票を水増ししたとして逮捕された事件で、高松地検は15日、白票を300票余り増やす一方、衛藤晟一氏(自民党)への投票を集計しなかったとして、公職選挙法違反(投票増減)の罪で、当時、市選挙管理委員会事務局長の山地利文(59)、得票計算係の大嶋康民(60)と山下光(56)の3容疑者を起訴した。さらに、不正を隠すため、封がされた段ボール箱を開封し票を移し替えるなどしたとして、封印等破棄の罪でも山地容疑者を起訴し、いずれも市選管職員の岡弘哲(53)、坂川昌史(52)、藤沢優(41)の3人を在宅起訴した。

 高松市の開票結果では衛藤氏の得票はゼロだったが、高松地検は起訴事実で「衛藤氏への投票が約312票あった」と認定。票数操作は「開票作業で投票数が300票余り足りないと思い込み、つじつま合わせで白票を水増しした」と指摘し、衛藤氏の票は「白票の水増し後に票の束を見つけたが、集計せずに箱に入れた」とした。

 起訴状などによると、山地、大嶋、山下の3被告は昨年7月22日、参院選比例区の開票作業で、票のつじつま合わせのため、白票を2回集計させるなどして白票約329票を水増し。その後、見つかった衛藤氏への投票約312票を集計しなかった、としている。

 また、山地、岡、坂川、藤沢の4被告は昨年8月、市役所11階の市選管の部屋で、有効票の入った箱のガムテープを剥がすなどして開け、衛藤氏の票を無効票の箱に移し替えた。同年9月と今年1月にも、無効票の箱に2010年参院選の投票用紙を入れたり、白票に文字などを書き込んだなどとしている。

 市選管によると、票の入った箱は市役所地下1階で保管されていた。昨年8月には市に開票の不正を指摘する匿名の手紙が届いたほか、衛藤氏の支援者がゼロ票に関して抗議。昨秋以降に刑事告発を受けた高松地検が捜査を始めており、隠(いん)蔽(ぺい)工作を図ったとみられる。

 同地検は6人の認否などを明らかにしていないが、岡被告は同日、市選管に「申し訳ないことをした」と話したという。

解説 選挙の根幹揺るがす
 昨夏の参院選で自民党の衛藤晟一氏の高松市での得票がゼロ票だった問題は、選挙の根幹を揺るがす不正発覚につながった。高松地検が起訴した市選挙管理委員会の職員らは、既に判明していた白票の水増しにとどまらず、衛藤氏の票に気付きながら、票を操作する隠蔽工作を繰り返したとされる。事実なら、選挙への信頼を失墜させる前代未聞の不祥事だ。

 同地検によると、一連の不正は、本来あったはずの衛藤氏の票を見落とした開票作業がきっかけとなった。その結果、票の数が合わなくなり、職員らは白票を水増しするつじつま合わせを行ったが、その後、未集計だった衛藤氏の票が見つかったという。

 この段階で開票作業をやり直すことも可能だったはず。だが、作業の遅れを気にしたのか、衛藤氏の票は未集計のまま票を保管する箱にこん包された。「1票の重み」はないがしろにされ、同氏の得票数はゼロで確定した。

 さらに、当時の選管事務局長や部下の選管職員らは、集計後の票が入った段ボール箱を無断で開封し、票を細工する不正を行っていたという。その時期は、白票の水増しを指摘する内部通報に基づき市が内部調査を行っていた最中の昨年8月や、衛藤氏の支持者が票の再点検を求めた直後の同9月などであり、組織ぐるみで不正を隠そうとした悪質さが透けて見える。加担したとされるのが、ベテランの選管職員ばかりなのも衝撃的だ。

 今回は、衛藤氏の得票がゼロだったために支持者から声が上がったが、仮に同氏の得票数が数十票でもあれば不正は発覚しなかった可能性が高い。「今までの選挙でも同じことをやっていたのでは」との疑念を抱かれても仕方がない。

 行政事務の中で、選挙事務は特に公平公正さが求められる。取材に応じた大西市長は「不正をチェックする立場の選管職員がこのようなことになり、申し開きができない」とうなだれた。市は、事件の再検証や再発防止を図る第三者委員会の設置を予定しているが、突き付けられた課題はあまりに大きい。

(報道部・金藤彰彦)


四国新聞:箱開封、新たな衝撃/高松・白票水増し
2014/07/16 09:43
(魚拓1)(魚拓2)
 昨夏の参院選の開票事務を巡る白票水増し事件で15日、新たな衝撃が走った。白票の水増しに加え、票が保管されている箱を開封し、中にあった票に手を加えたとして、選管職員ら6人が起訴される異常事態。「まさか箱を開けるとは」「組織ぐるみと言われても仕方がない」。記者会見に臨んだ市選管幹部は頭を抱え込んだ。

 「非常に悔しく、じくじたる思いだ」。会見した東原博志選管事務局長は深々と頭を下げた。起訴された元事務局長や在宅起訴された3職員は、選挙事務の中枢に関わってきたベテランばかり。「選挙事務を支えてくれていたのに。なぜそんなことをしたのか」と涙で声を震わせた。

 事件の背景について「少しでも早く開票事務を終えようとしたことが一因だと思う」との見方を示す一方、「箱の開封などは、組織ぐるみと思われてもやむを得ない」とうなだれた。

 同事務局長によると、在宅起訴された3人は、元事務局長らが逮捕された6月下旬以降も勤務しており、後に行われた農業委員会の選挙にも関わっていた。在宅起訴された市選管選挙課の岡弘哲課長補佐からは15日正午すぎ、「投票用紙が入った箱を開けた。ご迷惑をかけて申し訳ない」と打ち明けられたという。

 昨夏の参院選で、自民党の衛藤晟一氏の高松市の得票が「ゼロ票」だった問題は、元事務局長らの不正工作があったことが明らかになった。

 元事務局長らがゼロ票問題後に行った開票事務の検証作業の中心でもあったことから、東原事務局長は「検証内容は見直す必要がある」とし、「今後は設置予定の第三者による調査委員会に取りまとめていただきたい」と述べた。また、投票用紙が入った箱を保管する書庫には、他の部局の資料も一緒に保管されており、申請すればどの職員でも入ることができるため、保管方法の見直しにも言及した。

 一方、大西市長は「市政への信頼をさらに失墜させる事態になったことを、心からおわび申し上げる」と謝罪し、抜本的に職員の意識改革を図る対策に乗り出す考えを示した。

政治的な意図がないか疑問残る
 ジャーナリストの大谷昭宏さんの話 選挙の公正さを担保すべき選挙管理委員会事務局による許し難い犯罪で、選挙制度そのものが崩壊する。一方、手口は単純で、衛藤晟一候補に投票した支援者から苦情が来るのは自明だ。ただ、なぜ衛藤氏の票だったのか、政治的な意図は本当になかったのか。実態解明には説明が足りず、疑問が残る。

「言語道断」と怒り 衛藤氏支持者
 「言語道断。あきれるのを通り越して怒りがわく」。高松市選管の白票水増し事件で、ゼロとされていた衛藤晟一氏への投票300票余りが見つかっていたにもかかわらず、隠蔽工作をしていたことが判明した。衛藤氏の支持者で、市選管に検証を求めてきた同市の自営業亀山巧さん(63)は「『再点検できない』と言いながら自分たちは票が入った箱を開けていたのか…」と絶句。「選管ぐるみで隠そうとした罪は重い」と怒りをあらわにした。

 亀山さんと他の支持者は参院選後の昨年8月末、市選管に投票用紙の再点検を求める抗議文を提出。市選管はその後、「公選法で定められた提訴期間を過ぎており、再点検はできない」と回答していた。

 亀山さんは「国政のために投じた大切な1票。積極的な投票を呼び掛ける選管職員が自ら不正な行為をするなど考えられない」と憤り、「以前から同じことをしていたのではないか。市全体の綱紀が乱れている」と厳しく批判した。

真実の解明を
 衛藤晟一参院議員の話 日本でこんなことが起こり得るのかとびっくりした。選挙は民主主義の基本だ。票の行方が分からなくなったのは、国民一人一人の意思が無視されたということで残念だ。(容疑者の起訴で)事実は少し解明されたが、引き続き真実が明らかになるよう求めたい。


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毎日:高松市選管の投票不正操作:操作票を細断処理 昨年9月、隠蔽狙い
2014年07月16日 大阪夕刊
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140716ddf041040027000c.html
(魚拓1)(魚拓2)
 2013年7月の参院選を巡る高松市選管の投票不正操作事件で、刑法の封印破棄罪などに問われた前市選管事務局長の山地利文被告(59)らが同年9月、投票用紙保管用段ボール箱にあった無効票327票を破棄した際、シュレッダーにかけていたことが捜査関係者への取材で分かった。同罪で在宅起訴された市選管職員3人のうち2人が加担しており、高松地検特別刑事部は不正操作の隠蔽(いんぺい)が目的とみて調べている。

 起訴状などによると、隠蔽工作を繰り返していたのは、山地被告と在宅起訴された▽市選管選挙課の課長補佐、岡弘哲(ひろのり)(53)▽選挙係長、坂川昌史(52)▽管理係長、藤沢優(41)の3被告の計4人。参院選後の昨年8月から今年1月に計3回、市役所地下1階の倉庫から投票用紙を11階の市選管事務室に繰り返し運び込み、段ボール箱の封印を破って票を操作していた。

 捜査関係者によると、山地、岡、坂川の3被告は昨年9月上旬から中旬、同事務室で、無効票の入った段ボール箱の粘着テープを剥がすなどして封印を解き、取り出した327票をシュレッダーにかけて処分。代わりに10年7月の参院選での白票331票を箱に入れ、保管場所へ戻した。

 投票用紙には選挙の実施された日付などは記されていないが、10年と13年では別の用紙と分かるという。【道下寛子、伊藤遥】


四国新聞:市職員「事務局長が指示」/高松市選管・票不正操作
2014/07/17 09:28
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20140717000100
(魚拓1)(魚拓2)
 昨年7月の参院選比例区の開票をめぐって、当時高松市選管事務局長だった山地利文被告(59)と市選管職員らが票を不正に操作したとされる事件で、8月以降に票の入った箱を開封し、票の移し替えや廃棄などをしたとして、封印等破棄の罪で在宅起訴された市選管職員3人のうち、1人が「山地被告に指示されて隠蔽(いんぺい)工作に加わった」などと話していることが16日、関係者への取材で分かった。

 在宅起訴された3人のうち、岡弘哲被告(53)は起訴された15日、市選管に犯行を明かして謝罪していることから、少なくとも2人は隠蔽工作を認めたことになる。

 高松地検は箱の中の票の不正操作は、開票作業での白票水増しや衛藤晟一氏(自民党)への投票を集計しなかった不正を隠すのが目的とみており、山地被告が主導的な立場で隠蔽工作を繰り返していた可能性がある。

 山地被告は、白票水増しや衛藤氏の票を未集計にしたとして公職選挙法違反(投票増減)の罪で起訴されたほか、市選管職員3人とともに、封印等破棄罪でも起訴されている。

 関係者によると、この職員は箱の中の票の不正操作への加担について、「上司の山地被告に指示されて断れなかった」などと話しているという。さらに、事前に白票水増しや衛藤票の未集計について知らされた上で行っていたことを認めており、隠蔽工作と分かって行為に及んでいたとみられる。

 起訴事実で箱の中の票を不正に操作したとされる時期は、選挙翌月の昨年8月上旬から中旬、同9月上旬から中旬、今年1月下旬の3度。この当時、山地被告は職員3人の直属の上司だった。


四国新聞:重ねたうその上塗り/高松市選管・票不正操作
2014/07/17 09:32
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20140717000101
(魚拓1)(魚拓2)
 昨年夏の参院選比例区の開票事務をめぐり、高松市職員ら6人が票を不正に操作したとされる事件。白票の水増しに始まり、自民党の衛藤晟一氏の同市内での得票を故意に集計せず、さらには、票が入った箱を開封し、票の移動などの不正を繰り返していたとされる。真実を隠したままうその上塗りを繰り返した背景に何があったのか。

●新しい機械導入
 「終了時刻が予定より遅れており、職員の焦りも事件発生の要因の一つではないか」。16日の市議会臨時議会。綾野和男市選管委員長は厳しい表情で語った。

 ここ最近の選挙は、開票事務の迅速化が求められている。これまでも作業の遅れが目立っていた高松市。昨年の参院選で票の自動読み取り機6台を新たに導入し、時間短縮を図った。

 だが、当日は遅れが発生。しかも最終盤に票が合わなくなり、職員らは白票約300票の水増しを決断。その後、未集計だった衛藤氏の票を見つけたが、集計しないまま「ゼロ」で確定させたとみられる。

 職員の一人は「新しい機械を入れながら『遅れた』では目も当てられない。水増し後に衛藤氏の票を見つけても、数え直していたら終了はいつになるのか。真相は言い出せなかったのだろう」と推測する。

●最悪のシナリオ
 「まじめな人たちばかり」。起訴された職員らの周囲の評判は共通する。票が保管された段ボール箱を開けて行ったとされる3回の不正は、市の内部調査や衛藤氏の支持者が票の再点検を求めた時期、さらには地検の捜査が本格化したタイミングと重なる。

 「無計画で始まった不正だったから、つじつま合わせに追われたのでは」との指摘の一方、ベテランの選管職員ら4人が起訴される事態に、ある市幹部は「あり得ないと信じたいが、最悪のシナリオは、同じ不正を過去の選挙でも繰り返していること」とおののく。

●2時間超え利用
 票の入った段ボール箱が保管されている市役所地下1階の書庫は、申請さえすれば誰でも出入りが可能。選管職員らは11階の選管事務局に箱を持ち込み、3回にわたり票を移すなど工作を行ったとされる。

 市によると、選管職員3人は、参院選終了後の7月下旬から地検が箱を押収する今年2月までに11回書庫に入っていた。昨年8月7日だけは2時間を超えて利用。市関係者は「この際に箱を探し11階に運んだのだろう」とみる。2回目の工作を行った同9月には書庫を訪れた記録がなく、持ち出した箱をそのまま11階に隠していた可能性がある。

●10年の用紙使用
 2回目の工作では、一連のつじつま合わせのため無効票の箱に、未使用の投票用紙を箱に交ぜたが、この際使用したのは2010年参院選のもの。なぜ昨年の参院選の用紙を使わなかったのか。

 双方とも見た目はほぼ同じで選挙年が入っていない。ただ、未使用の投票用紙も確定票と同様に票数を記入して保管しなければならず、「時期が古い10年の用紙のほうが、不正が発覚しにくいと考えたのかもしれない」との声も上がる。
 ただ、全国では用紙に選挙年を入れている選管が多く、県選管も今夏の知事選から投票用紙に選挙年を入れる方針だ。 

●ゼロは変わらず
 ゼロ票とされた衛藤氏の高松市での得票。地検の捜査で約312票が投じられていたことが明らかになった。本来数えられるべき票だが、結果は変わらないのだろうか。総務省によると、公選法の規定では開票発表翌日から30日以内に訴訟を起こさないと票は確定する。確定後の訂正は公選法に規定がないため、今回も「変更はできない」という。


毎日:高松市選管の投票不正操作:前事務局長、隠蔽指示か 職員「断れなかった」
2014年07月17日 大阪夕刊
http://senkyo.mainichi.jp/news/20140717ddf041040005000c.html
(魚拓1)(魚拓2)(魚拓3)
※抜粋
高松地検特別刑事部は山地被告の役割などをさらに調べている。【道下寛子】


NHK:在宅起訴の職員 手続きせず票持ち出す
7月17日 21時10分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140717/k10013097911000.html
(魚拓1)(魚拓2)(魚拓3)
去年の参議院選挙比例代表の開票を巡る不正事件で、票の水増しを隠すための工作を行ったとして在宅起訴された高松市選挙管理委員会の職員3人は、票が保管されていた書庫に選挙直後から頻繁に入り、貸し出し手続きをせずに票を持ち出していたことが分かりました。

高松地方検察庁などによりますと、封印破棄の罪で在宅起訴された高松市選挙管理委員会の職員3人は、当時の事務局長だった山地利文被告(59)と共に、市役所11階にある選挙管理委員会の部屋で、票をこん包していた段ボールを不正に開けたうえ、開票時に集計せずにこん包されていた自民党の衛藤晟一参議院議員の票を無効票の中に混ぜたり、無効票の段ボール箱を開けて、白票に判別できない文字などを書き入れたりする隠蔽工作をしたとされています。
票が入った箱は市役所地下1階の書庫に保管され、書庫に入るには、総務課の窓口で台帳に名前や所属を記入して鍵を借りることになっています。
台帳の記録では、3人は選挙直後の去年7月24日と25日の2日間で4回、ことし3月までに合わせて12回、書庫に出入りしていました。
書庫から物を持ち出す場合は、台帳の「貸出」の欄に物品名や時間などを記入する決まりになっていますが、3人は書庫に入った12回とも何も記入しておらず、手続きをしないまま票を持ち出していたことが分かりました。


四国新聞:香川県選管、「0票」疑問視/高松・票不正操作
2014/07/18 09:47
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/20140718000143
(魚拓1)(魚拓2)
 昨年7月の参院選比例代表の開票をめぐり、高松市選管職員らが票を不正操作したとされる事件で、県選管が7月22日未明の開票確定直後に、衛藤晟一氏(自民)の得票が0票だったことに疑問を持ち、市選管の担当職員に電話で問いただしていたことが17日、分かった。県選管によると、応対した職員は、票の水増しを隠蔽(いんぺい)する偽装工作を行ったとして、封印等破棄の罪で在宅起訴された3人のうちの1人で、「間違いありません」と答えたという。

 県選管によると、高松市の比例票が確定したのは22日午前2時10分ごろ。その後、県選管内で、衛藤氏の得票が0票だったことを疑問視する声が上がったため、同3時半ごろ、市選管に電話で問いただしたところ、同50分ごろに担当職員から「開票作業は終了し、0票で間違いありません」との返事があった。

 昨年7月の参院選比例代表では、自民党から29人が立候補したが、高松市の得票が0票だったのは衛藤氏のみ。衛藤氏は全国で約20万票を獲得し当選した。県選管は「2007年の参院選で高松市の獲得票が432票だったこともあり、今回の0票は不自然だと思ったが、票の確定は開票管理者である高松市に権限があるため、そのまま総務省に報告した」としている。

 また、当時高松市選管事務局長だった山地利文被告(59)と市選管職員3人が行ったとされる選挙後の隠蔽工作で、職員の1人が「隠蔽工作の当日に、山地被告から白票の水増しや衛藤氏への投票を未集計にしていたことを知らされた」と話していることが、関係者への取材で分かった。

 最初の隠蔽工作とされる時期は市の内部調査の時期と重なっており、山地被告が不正発覚を恐れ、部下の職員3人に隠蔽工作を指示した疑いがさらに強まった。

 高松市選管によると、17日朝、選管職員3人のうち、在宅起訴後に連絡がつかなかった2人から市選管に電話があり、「皆さんに迷惑かけて申し訳ない」などと謝罪したという。







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by doumin | 2014-07-18 13:45 | 政治‐2013参院選