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この市民団体の意図は
昨日の北海道新聞にこんな記事が出ていました。
札幌市にある藻岩発電所建設の際、
過酷な労働で犠牲となったと言われている労働者たち(ほとんどは日本人、朝鮮人も数名)を
テーマにした悲劇舞台を、
朝鮮学校の生徒らが演じるそうです。

北海道新聞:戦前の藻岩発電所 朝鮮人ら34人犠牲 タコ部屋の悲劇舞台で
(07/02 17:24)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/239657.html

この市民団体の意図は_d0164331_1431878.jpg


札幌市内で開かれた練習会で、
台本の読み合わせをする出演者たち

 1934年(昭和9年)から36年にかけて、札幌市南区の北電藻岩発電所の建設工事で犠牲となった朝鮮人労働者らを描いた市民劇「今も聞こえる藻岩の叫び-北電藻岩発電所建設工事の陰に…俺(おれ)は人間だ!」が8月29日、北海道朝鮮学校の生徒や市内の大学生ら約50人により札幌市教育文化会館で上演される。

 同発電所の建設工事では、約40カ所の作業員宿舎のうち半数が劣悪な労働環境の「タコ部屋」で、虐待や事故で朝鮮人と日本人労働者34人が死亡した。

 市民劇はこうした悲惨な労働実態を伝えようと、1992年に市民団体「札幌郷土を掘る会」が中心となり札幌で上演した。

 今回は18年ぶりの再演で、日韓併合100年を機に札幌市の自営業木無(きなし)喜太郎さん(65)が計画。「観ようとする会」を結成し、出演者のオーディションを開くなどして準備を進めてきた。
 6月27日には札幌市内で初の練習会が開かれ、出演者約20人が台本の読み合わせをした。北海道朝鮮学校高級部2年の金志潤(キンチユン)さん(16)は「藻岩山の歴史は自分たちにつながる問題。同年代の出演者と一緒に理解を深めたい」と話す。
 前売り券は一般3千円、大学生以下1500円。開演時間は未定。問い合わせは木無さん(電)090・2872・5870へ。



>虐待や事故で朝鮮人と日本人労働者34人が死亡した。

と書かれると、
ほとんどが朝鮮人なのかな?という印象を持ってしまいます。
ですが、実際には労働者は日本人がほとんどであり、
朝鮮人は数名だったようです。

札幌市南区役所ウェブサイト内:藻岩犠牲者の碑 説明文
http://www.city.sapporo.jp/minami/ishibumi/data/02MOIWAS/01003.jpg



そのわりには、
朝鮮とか責任などというキーワードがやたら目に付くので、
違和感を覚えてはいました。

(当ブログ内)藻岩犠牲者の碑 2010-05-13
http://doumin.exblog.jp/11141303/




で、
最初(1992年)に行なわれた悲劇舞台の中心となった市民団体、
「札幌郷土を掘る会」。

お名前から想像すると、
札幌市は新しい街だけれど、
歴史を淡々と掘って史実を伝えて行くのかな?
ここには昔こんな建物がありました、とか、
鉄道が通っていました、とか、
道路はこうでした、とか、
こんな感じの町並みでした、とか、
○○村、という名前でした、とか、
色々調べて記録していくのかな?
何だか面白そうな会だなー。
こんな印象でした。


しかし検索してみると、こんなページを発見。
朝鮮、大量連行、強制労働、ほんとうの歴史、人権・・・・・・・・・・などのキーワードが、
たくさん盛り込まれています。

ウェブマガジン カムイミンタラ 1993年03月号/第55号 [特集]
http://kamuimintara.net/detail.php?rskey=55199303t01
身近なところで無視され隠されてきた 民衆の歴史に光をあて平和と人権の尊さを今に問う
札幌郷土を掘る会 札幌市



「札幌郷土を掘る会」の公式ブログの説明文は、

差別や人権無視、戦争って他人事なのでしょうか



そして、前述の北海道新聞の記事では、

市民劇はこうした悲惨な労働実態を伝えようと、
1992年に市民団体「札幌郷土を掘る会」が中心となり札幌で上演した。



一体何をしたい会なんでしょうか・・・。


こうなってくると、
札幌の歴史を淡々と調べて伝える団体なのかな?と想像したのは私の勝手な勘違いで、
悲劇舞台で一番強調したかったことは、数人の朝鮮人が労働していたことであり、
実はそういった活動をする団体なのだろうか・・・と思ってしまいます。
また、この藻岩労働者の中に朝鮮人が一人もいなかったとして。
それでもこの団体は果たしてこういう活動をしただろうか?
という疑問も沸いてきます。




さらに検索してみると、驚愕の事実が・・・。

今年3月の連休に、
札幌市の地下街で「慰安婦パネル展」なるものが行なわれ、
多額の税金で作った地下街でこんなイベントを許可するなんて、札幌市は何を考えているの?
と思っていたのですが、

(当ブログ内)さっぽろ日本軍「慰安婦」パネル展について問い合わせ 2010-04-06
http://doumin.exblog.jp/11457830/



そのパネル展に、
この団体は名を連ねていました。

(パネル展を詳しくレポされている方のブログより)
3.21-3.24 『さっぽろ日本軍「慰安婦」パネル展』パネル資料
http://zaitokuhokkaido.blog82.fc2.com/blog-entry-44.html



何これ・・・。

「札幌郷土を掘る会」は戦争反対も主張しているようなので、
そういう観点から賛同したとも考えられますが、
札幌とどう関係があるのか?
何故こんなに朝鮮に偏るのか?
という疑問は消えません。


次にふと思ったこと。
この、慰安婦パネル展に名を連ねている団体ひとつひとつを調べたら、
一体何が出て来るでしょう?
今回の悲劇舞台(2010年)の中心となっている、
「観ようとする会」や「札幌市の自営業木無喜太郎さん(65)」を調べたら・・・?
というか「観ようとする会」っていう名称が何だか・・・。

・・・本気で吐き気がしてきました。
怖い。



2005年1月~8月の北海道新聞特集「戦後60年 戦禍の記憶」内で、
札幌郷土を掘る会について触れられている記事を発見したので、メモ。
「札幌郷土を掘る会」は市内の教員も参加しているそうで・・・・・・・
あぁ、吐き気と涙が・・・・・・・。

死と背中合わせの日々 気力を絞り伝えたい(2)
http://www5.hokkaido-np.co.jp/syakai/senkanokioku/no00_1/02.php3
札幌市内の教員や会社員らでつくる「札幌郷土を掘る会」



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■2010/08/11追記


この、札幌市内の教員も参加していると言う「札幌郷土を掘る会」は、
藻岩犠牲者の追悼式を(多分毎年)行なっているようなのですが、

>藻岩発電所犠牲者の追悼式
> 「犠牲者の碑」建立地(南30条西10丁目にて)
> 今年は、「韓国併合条約」調印日に行います。


だそうです・・・。
犠牲になった朝鮮人は数人で日本人の方が多いのに、
今年はその日に行なうんですね。
北海道新聞にもこの追悼式を行なう旨の記事がカラー写真付きで出ていましたが、(web上には掲載なし)
朝鮮人だけが犠牲になったかのような内容でしたね。
日本人のことにはほぼ触れられていなかった。


某朝鮮学校のHP内に昨年の追悼式の模様が掲載されていました。
昨年は8月29日、「藻岩犠牲者の碑を維持・普及する会」が主催。
なぜかアイヌの民族衣装を着ている方もいましたが、一体どう関係が・・・?


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by doumin | 2010-07-03 16:31 | 歴史