尖閣問題 中国人船長釈放、野党「外交的敗北」 与党にも批判の声

信じられない。
釈放って一体。
こんな時にこんな風に譲歩をしたら、
あとで数倍になって返って来るのは明白なのに。
NHK:石垣島到着は午前1時半ごろ 9月24日 23時10分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100924/t10014190391000.html
沖縄県の尖閣諸島の日本の領海内で中国の漁船と海上保安庁の巡視船が衝突し、漁船の中国人の船長が逮捕された事件で、船長を帰国させるための中国政府のチャーター機が石垣島の空港に到着するのは、25日の午前1時半ごろになる予定です。船長はこのあと、処分保留のまま釈放され、チャーター機で中国に帰国する見通しです。
この事件は、今月7日、沖縄県の尖閣諸島にある久場島の北北西の日本の領海内で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突したもので、漁船の船長の*セン其雄容疑者(41)が、立ち入り検査を妨害するために故意に漁船を巡視船に衝突させたとして、公務執行妨害の疑いで逮捕されました。船長は調べに対し、容疑を否認しているということです。海上保安庁は取り調べを進めていましたが、那覇地検は、船長を今月29日のこう留期限を前に処分保留のまま釈放することを、24日、決めました。那覇地検の鈴木次席検事は釈放する理由として、「衝突された巡視船の損傷の程度が、航行ができなくなるほどではなく、けが人も出ていない。船長は一船員であり、衝突に計画性が認められない」としました。そのうえで、「わが国の国民への影響や今後の日中関係を考慮すると、これ以上、船長の身柄の拘束を継続して捜査を継続することは相当でないと判断した」と述べました。釈放の方針を受けて、船長を帰国させるための中国政府のチャーター機が石垣島の石垣空港に向かっており、到着するのは25日の午前1時半ごろになる予定です。船長はこのあと、こう留されている八重山警察署から釈放され、出国に関する手続きを終えしだい、チャーター機で中国に帰国する見通しです。(*「セン」=「擔」のつくりの部分の文字)
政治家や漁業関係者、勾留先の八重山署など、
色々な立場の方々のコメントを集めてみました。
朝日新聞:中国人船長釈放、野党「外交的敗北」 与党にも批判の声 2010年9月24日22時6分
http://www.asahi.com/politics/update/0924/TKY201009240392.html
尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で24日、那覇地検が中国人船長の釈放を発表し、与野党から菅政権への批判が相次いだ。自民党など野党は「外交的敗北だ」として民主党政権を国会で追及する構えだ。対中政策をめぐる議論が、一気に過熱してきた。
民主党の岡田克也幹事長は記者団に「地検の判断は尊重されるべきだ」と強調。那覇地検が釈放理由に外交への影響をあげたことについて「総合的に判断することはあり得る。検察の判断に政治家がいちいちコメントすることは避けるべきだ」と慎重に言葉を選んだ。
だが、保守系議員を中心に、与党内からも厳しい意見が噴き出した。松原仁衆院議員ら民主党国会議員5人は「我が国の法秩序を蹂躙(じゅうりん)するもので到底容認できない」として、釈放決定撤回と捜査継続を検察当局に求める抗議文を発表した。松原氏は「日本は恫喝(どうかつ)すれば言うことを聞くと国際社会で思われることは、極めて国益上マイナスだ」と語った。
国民新党の亀井静香代表も「捜査の上での判断というより、政治が介入したとしか思えない。事実上の指揮権発動だ」と指摘。「外国の圧力にこうした対応しかできないとは」と語り、検察ではなく政権の対応が問われるべき事態だとの見方を示した。
一方、自民党の谷垣禎一総裁は記者団に「検察が(外交への影響を)言うのは理解できない。説明責任を政権が果たすべきだ」と指摘した。自民党政権時の2004年には尖閣諸島に上陸した中国人を逮捕2日後に強制送還したが、今回は逮捕16日後の釈放決定。谷垣氏はそのことを念頭に、「民主党代表選の政治的空白が問題を大きくした」と語った。
自民党の安倍晋三元首相は「8月15日に(閣僚が)靖国参拝をしないと政府の意思として表明した。中国に譲歩した結果、こうなった」と主張。みんなの党の渡辺喜美代表も「中国は民主党政権の足元を見透かしていた。明確な外交的敗北に開いた口がふさがらない」。共産党の志位和夫委員長は「領海内で取り締まるのは当然だ。釈放について検察と政府の説明責任を強く求める」と述べた。
自民党はこの日、28日の参院外交防衛委員会の審議時間を増やすよう民主党に認めさせるなど、国会で政府をただす方針だ。この問題で中国を批判する石原慎太郎東京都知事は24日夕に自民党本部を訪れ、谷垣氏に「頑張ってくれ」と政府を追及するよう求めた。
一方、公明党の山口那津男代表は釈放決定を「一つの転機にはなる。日中関係をこれ以上こじらせることは誰も望んでいない」と評価。社民党の福島瑞穂党首は「地検の判断を尊重するしかない。こういう緊張関係の再発を防ぐ必要がある」と語った。
産経:【中国人船長釈放】「住民に不安残す」と批判 地元・石垣市長 2010.9.24 23:52
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100924/crm1009242353046-n1.htm
中国漁船衝突事件で那覇地検が中国人船長の釈放を決めたことについて、地元・石垣市の中山義隆市長は24日夜、沖縄県庁で記者会見し「漁民や住民に不安を残す対応」と批判した。
中山市長は地元漁業者が以前から「尖閣諸島付近で外国船とみられる船にはえ縄漁の網を切られた」などと訴えていることを挙げ、「領海のことは国内法で毅然と裁くのが法治国家だ」と繰り返し主張した。
「那覇地検が中国の動静に配慮したとすればどうかなと思う」と述べたうえで、判断理由について検察に近く説明を求める考えを示した。
産経:【中国人船長釈放】「安心して漁ができない」 地元漁師に怒りと不信 2010.9.24 20:41
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100924/crm1009242042036-n1.htm
中国船の衝突事件が起きた尖閣諸島周辺の海域は良い漁場として知られている。中国人船長の釈放に、漁業関係者からは「安心して漁ができない」「何を信じればいいのか」など、怒りと不信の声が上がった。
尖閣諸島に近い与那国町漁協の中島勝治組合長(44)は「あの辺りは最高の漁場。国交を断絶してでも、起訴すべきだった。中国の圧力に負けてみんな憤慨している」。中国船の目的は漁ではなく、領土の主張だとみる中島さんは「これからは中国側が日本船を拿捕するようになるのではないか。政府は国境に暮らしている人の気持ちが分かっていない」と不安も漏らした。
石垣島の遊漁船船長(58)は「地元の船はあの辺にはほとんど行っていない。トラブルがないようにはっきり線引きし、中国や台湾とも仲良くやっていければいいのだが…」と声を落とした。
産経:【尖閣衝突事件】中国人船長勾留先の八重山署騒然 2010.9.24 19:05
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100924/crm1009241907029-n1.htm
沖縄県・尖閣諸島周辺の中国漁船衝突事件で、那覇地検が釈放を決定した●(=擔のつくり)其雄(せんきゆう)船長(41)が勾留されている八重山署には24日、報道関係者の問い合わせが相次ぎ、署員らが対応に追われた。
八重山署の玄関付近には多数の記者やカメラマンが詰め掛け、緊迫した雰囲気に。同署幹部は「釈放の時期などの情報がない。地検に聞いてほしい」と困惑した表情。
地元の石垣市のタクシー運転手(58)は「日本の法律にのっとって対応すると聞いていたので、漁業関係者は喜んでいたのに。中国で日本人が身柄を拘束された事件が関係しているのでは」と推測する。
同市の無職男性(70)も「衝突の状況はビデオを公開すれば一目瞭然のはず。尖閣諸島は石垣島と近く、何かあるたびに“波が高くなる”と島民は安心できない」と話した。
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■追記
阿比留記者のブログで、
以下の政治家たちのコメントがまとめられていましたのでご紹介します。
阿比留瑠比さん 国を憂い、われとわが身を甘やかすの記:
中国人船長釈放に対する政治家の一言集 2010/09/25 11:20
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1813810/
【民主党】
松木謙公農水政務官、鉢呂吉雄国対委員長、山口壮政調筆頭副会長、仙谷由人官房長官、柳田稔法相、岡田克也幹事長、馬淵澄夫国土交通相、松本剛明外務副大臣、芝博一副幹事長、中津川博郷衆院議員、松崎公昭衆院議員、前原誠司外相
【自民党】
谷垣禎一総裁、石破茂政調会長、安倍晋三元首相
【公明党】
山口那津男代表
【みんなの党】
渡辺喜美代表
【社民党】
福島瑞穂党首
【国民新党】
亀井亜紀子政調会長、下地幹郎幹事長
【たちあがれ日本】
平沼赳夫代表、与謝野馨共同代表
【地方首長】
仲井真弘多沖縄県知事、石原慎太郎東京都知事