時事通信:民主・小沢氏、政倫審出席を表明=通常国会冒頭にも-仙谷長官の辞任要求
(2010/12/28-15:35)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2010122800530&j1
民主党の小沢一郎元代表は28日午後、衆院議員会館で記者会見し、自らの政治資金に関する問題について、「来年(1月召集)の通常国会において、衆院政治倫理審査会に自ら出席することを決意した」と述べ、政倫審で弁明する意向を明らかにした。
弁明の時期に関しては、「私が出席しなければ国会審議が開始されない場合は通常国会冒頭。出席が審議開始の主たる条件でないならば、(2011年度)予算案の成立後速やかに出席する」と述べた。自民、公明両党など野党側は審議に応じる条件として、小沢氏の国会招致に加え、参院で問責決議が可決された仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相の交代を求めており、小沢氏の発言は両氏に辞任を迫ったものだ。
年明けにも強制起訴される小沢氏はこれまで、「司法の場で真実を明らかにする」として、政倫審出席を拒んできた。出席を決めた理由として小沢氏は「最大の支持母体である連合から挙党一致の態勢で難局を乗り越えるよう要請があった。国民、同志に多大な心配と迷惑を掛け、申し訳なく思っている」などと述べた上で、「総合的に考え、政治家の判断として」決めたと説明した。
小沢氏はまた、政倫審で弁明する意向を岡田克也幹事長に対して伝えたことも明らかにした。
記者会見に先立ち、小沢氏は都内の事務所に鳩山由紀夫前首相を訪ね、政倫審に出席することを伝達。両氏は「問責がこのままでは国会審議は進まない」として、仙谷長官らの辞任が必要との認識で一致した。
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時事通信:小沢氏の見解全文(2010/12/28-16:00)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201012/2010122800552
民主党の小沢一郎元代表が28日の記者会見で読み上げた、「挙党一致で『国民の生活が第一。』の政治を実現するために」と題した見解の全文は次の通り。
私はこれまで、菅直人代表および岡田克也幹事長から、自発的に衆院政治倫理審査会へ出席するよう要請を受けてまいりました。それに対し、私は、政治資金に関する問題はすでに具体的な司法手続きに入っており、三権分立や基本的人権の尊重という憲法上の原理原則から言えば、立法府の機関である政倫審に出席する合理的な理由はない、ただ、私が政倫審に出ることで、国会運営が円滑に進められ、あるいは、選挙戦においても国民の皆様の支持を取り戻すことができるということであれば、政倫審に出席することもやぶさかでないと、繰り返し表明してまいりました。
そうした中で、先般、民主党の最大の支持母体である連合から、挙党一致の体制で難局を乗り越えるよう、強い要請を受けました。また、国民の皆様、同志の皆様にも、多大なご心配をお掛けしていることを、大変申し訳なく思っております。これらのことを総合的に考え、私は政治家の判断として、来年の通常国会において、政倫審に自ら出席することを決意致しました。
具体的に申し上げます。
第1点目として、通常国会において私が政倫審に出席しなければ国会審議が開始されないという場合、すなわち、私が出席することにより、予算案の審議をはじめ、国会の審議が円滑に進められるということであれば、通常国会の冒頭にも出席し、説明したいと思います。
第2点目は、私が政倫審に出席するかどうかということが、国会審議を開始するための主たる条件ではないということであれば、国民の生活に最も関連の深い予算案の審議に全力で取り組み、その一日も早い成立を図らなければなりません。従って、私はこの場合には、予算成立の後速やかに政倫審に出席したいと考えております。
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時事通信:小沢氏記者会見詳報(2010/12/28-16:53)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201012/2010122800596
28日の小沢一郎民主党元代表の記者会見の詳報は次の通り。
(国会招致に関する見解を読み上げて)私が来年の通常国会で衆院政治倫理審査会に出席し、説明する決断をしたということを、先ほど岡田克也幹事長にも伝えた。
-自らの政倫審出席により国会運営、地方選への懸念が解消されると考えたのか。強制起訴後でも出席するのか。
小沢氏 国会運営と選挙が政党としては最大の問題だから、それを例に挙げたが、いずれにしても挙党一致で国民の生活が第一という政治を何が何でも国民の期待に沿って実現しなければいけない。そういうことを念頭に置きながら、今の状況と照らし合わせて、むしろ私が進んで(政倫審に)出る決断をすることが良かろうと判断した。弁護団(の判断)は政倫審に出る時期が仮に公判と重なればなおさら、司法と立法府の両方で同じようなことをやるのは、基本的人権を侵す可能性もあるから反対ということだ。ただ、私は政治家として、国民の生活が第一という政治を挙党一致で実現していくためには、私が自ら進んで決断することが、そのことに少しでも資することになるのではないかと(考えたと)いうことだ。
-問責決議を受けた仙谷由人官房長官の問題解決が先決との声も党内にはあるが、挙党一致態勢構築に当たって内閣改造をどう考えるか。
改造する権限も何もないし、それにいろいろな意見を言う立場ではない。挙党一致、国民生活が第一の政治(実現)に私の分際で役立てればという気持ちだ。
-強制起訴の時点で小沢氏に自発的な離党を期待するとの声や、離党を勧告するべきだという発言が執行部内で出ているが。
執行部内での発言は直接聞いているわけではないので、コメントする立場でない。まだ起訴もされないのに、起訴されたらどうするのかと言われても返答のしようがない。
-国会審議を妨げないことを出席理由に挙げているが、そもそも政倫審は国会審議と別に設置したのではないか。
論理的、筋道的には、おっしゃることも大いにうなずけるところだとは思うが、ただ政治の場であるので、そしてまた、政府・与党、民主党の一員でもあるから、何とかして国民の生活が第一の政治を実現するために、今、巷間(こうかん)そういうことが言われている中で、私が出ることによって少しでも資することがあればと、政治上の判断として考えたということだ。
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カテゴリ:
政治-与党