人気ブログランキング | 話題のタグを見る
和はいい和@どうみん
doumin.exblog.jp
ブログトップ
菅政権、ロシアに「日本側が強硬な姿勢を取り続けるなら北方領土交渉打ち切り」と警告されていたことを隠蔽
日本政府の説明では、

読売新聞:前原氏と露長官、平和条約締結の必要性で一致
(2011年2月12日22時09分)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110212-OYT1T00726.htm
 【モスクワ=穴井雄治】前原外相は12日、クレムリンでナルイシキン露大統領府長官と会談し、日露間で早期に平和条約を締結する必要があるとの認識で一致した。

 外相は「今後は離れた言葉の応酬でなく、疑心暗鬼にならないよう電話会談も含めて意思確認していきたい」と述べた。これに対し、長官は「平和条約がないことが関係発展のダイナミズムの妨げになっている」と応じ、「前提条件なしに領土問題、平和条約について議論する用意がある」と語った。




ところが、

産経:ロシア長官「日本強硬なら領土交渉打ち切り」前原氏に警告
2011.2.12 22:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110212/plc11021221480010-n1.htm
 【モスクワ=酒井充】ロシア訪問中の前原誠司外相は12日昼(日本時間同夕)、クレムリンでナルイシキン大統領府長官と会談した。インタファクス通信によると長官は「日本側が北方領土問題で強硬な姿勢を取り続ければ、領土交渉継続の意味がなくなる」と前原氏に警告した。

 日本側の説明では、長官は「今後前提条件なしに領土問題、平和条約について議論する用意がある」と述べたことになっていたが、改めてロシア側の強い姿勢が明らかになった。

 また前原氏は同日、モスクワ市内で記者団に対し、11日の日露外相会談で確認した「日本の法的立場を害さない」前提での北方領土での両国による経済共同開発の検討について「私から申し上げたことであり、向こう(ロシア)から言われてやる類いのものではない」と、日本側の提案であると強調した。

 今回の訪露では、年内にロシアで日露両国企業幹部らによる円卓会議を開催することで合意しており、それに合わせて前原氏は今夏にもロシアを再訪する。ただ、当初描いていた菅直人首相の年内訪露は難しい情勢となった。前原氏は13日朝、帰国する。


共同通信:北方領土交渉打ち切りも ロシア高官、日本に警告
2011/02/12 23:21
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021201000530.html
 【モスクワ共同】ロシアのナルイシキン大統領府長官は12日、モスクワのクレムリン(大統領府)でロシア訪問中の前原誠司外相と会談し、北方領土問題で日本側が強硬な姿勢を取り続ければ、領土交渉継続の意味がなくなると警告した。インタファクス通信が伝えた。

 メドベージェフ大統領の昨年11月の国後島訪問を「許し難い暴挙」と非難した菅直人首相の発言を念頭に、最近のロシア閣僚の現地視察に抗議を続ける日本政府の対応を強く批判した発言。前原氏は今回の訪問で領土問題打開の糸口を探っていただけに、厳しい結果となった。

 ナルイシキン氏は「ロシア側高官の南クリール(北方領土)訪問に関する最近の日本側の発言と根拠のない再三の領土要求に対し、ロシア側は適切に反応せざるを得ない」とくぎを刺した。

 ただ、日本との平和条約締結問題について「前提条件なしに議論する用意がある」とも強調した。北方四島返還を求め続ける日本側に譲歩を促したとみられる。

 これに対し、前原氏は北方四島について、日本固有の領土であり四島の帰属の問題を解決した上で平和条約を締結するとの日本の立場をあらためて表明。菅首相の「暴挙」発言について「国民の心境を代弁した」と説明した。


時事通信:「領土交渉は無意味」=日本強硬なら、外相に警告-ロシア高官
(2011/02/12-23:43)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2011021200313
 【モスクワ時事】前原誠司外相は12日、モスクワのクレムリンでロシアのナルイシキン大統領府長官と会談した。インタファクス通信によると、ナルイシキン長官は会談で、日本側が北方領土問題で強硬姿勢を取り続ける場合、「領土交渉を続けることが無意味になる」と強く警告した。
 ただ、同長官は「国境画定を含む平和条約に関する交渉は、ロシアと日本のパートナー関係構築の下で行う必要がある」とした上で、「前提条件なしに、平和条約交渉を続ける用意がある」とも述べた。
 これに対し、前原外相は昨年11月のメドベージェフ大統領の北方領土訪問をめぐり、菅直人首相が「許し難い暴挙」と非難したことについて「国民の心境を代弁したもの」と伝えた。
 前原外相は会談後、記者団に対し「離れて言葉の応酬をするのではなく、会って互いの意思を確認しながら、疑心暗鬼になることなく議論しようということで合意できた」と強調した。



警告されたことを隠して良い部分だけを発表。
交渉打ち切りとまで言われていると言うのに・・・信じられない。



-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

■追記

不法占拠という主張を撤回しろ、
第2次世界大戦の結果を認めよ、
などと言い出しています。

産経:「不法占拠 撤回を」北方領土で露外相
2011.2.15 23:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110215/erp11021523490008-n1.htm
 【モスクワ=佐藤貴生】インタファクス通信によると、ロシアのラブロフ外相は15日、訪問先のロンドンで、日本との平和条約締結問題について「日本が他国のように、第二次世界大戦の結果を承認する以外の方途はない」と述べた。日本側に「北方領土はソ連に不法占拠された」という主張を撤回するよう求め、ロシア側の実効支配を強調する狙いといえる。

 また、ラブロフ外相は、日露がクリール諸島(北方領土と千島列島)で共同開発を行うことについて、「だれも日本の立場をおとしめることだとは考えていない」と述べた。11日の日露外相会談に続いて北方領土に投資するよう求めた形で、日本側に立場を変えるよう執拗(しつよう)に迫る戦略は今後も続きそうだ。

 日本は「ロシア側の管轄権を認めることになる」として北方領土への投資を控えており、前原誠司外相も外相会談後の記者会見で、「日本の法的立場を害さない前提」で、協力の可能性をロシア側と探る姿勢を示すにとどめた。中韓など第三国の投資は「わが国の基本的立場とまったく相いれない」と反対していた。

 一方、国営ロシア通信は15日、ロシア軍参謀本部高官の話として、北方領土に駐留している現在の部隊に加え、最新鋭地対空ミサイル「S400」が配備される可能性があると伝えた。ただ、インタファクス通信によると、別の高官は同ミサイル配備を確認していないと伝えており、情報が錯綜(さくそう)している。


NHK:“日本は大戦の結果認めよ”
2月16日 8時55分
http://www.nhk.or.jp/news/html/20110216/t10014086131000.html
ロシアのラブロフ外相は、15日、「日本が第2次世界大戦の結果を認めないかぎり、領土交渉の進展はありえない」と述べ、北方領土はロシアによって不法占拠されたとする日本側を強くけん制しました。

ロシアのラブロフ外相は訪問先のロンドン市内の大学で講演し、北方領土問題についての参加者からの質問に答えました。この中でラブロフ外相は「日本はほかの国と同様、第2次世界大戦の結果を認めるべきだ。それ以外に交渉が進展する道はない」と述べ、北方領土は、日本が敗れた第2次大戦の結果、ロシアの領土になったとする立場を強調しました。北方四島について日本はロシアによって不法占拠されたと主張していますが、ラブロフ外相のこの日の発言はロシア側の正当性を強調することで、北方領土の返還を求める日本側を強くけん制するねらいがあったものとみられます。さらにラブロフ外相は、ロシアの実効支配を正当化することになるとして日本が反対してきた北方領土の共同開発について、先週、前原外務大臣との会談ではこれまでと異なる前向きの感触を得たという認識を示しました。ロシアは菅総理大臣が去年のメドベージェフ大統領の北方領土訪問を「許し難い暴挙だ」と非難して以来、日本への批判を強め、先週の日ロ外相会談も領土問題を巡る双方の溝の深さばかりが際立つ結果に終わっています。


The Voice of Russia:ラヴロフ外相 日本は第二次大戦の結果を認めるべき
15.02.2011, 16:03
http://japanese.ruvr.ru/2011/02/15/44483568.html
 ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は15日、日本は平和条約問題解決に向けて、第二次世界大戦の結果を認めるべきだ、との声明を発表した。
 ロンドンの経済学院で公演したラヴロフ外相は、「他の国が行ってきたこと、つまり第二次世界大戦の結果を認める、ということなしに、日本には他の方法は存在しないだろう」と述べている。

 ラヴロフ外相は今月11日、モスクワを訪問した日本の前原誠司外相と、厳しい雰囲気のなか、クリル諸島問題と日本政府の領土要求についての会談を行った。ラヴロフ外相は、露日両政府の領土問題に関する立場について、相変わらず平行線をたどっており、共通点は見出されない、としている。

 その一方で、露日の両外相は、今後も対話を継続し、相互に受け入れ可能な解決を模索することで合意している。またラヴロフ外相は、日本がクリルの発展に参加することは、日本の国益に反するものではない、との考えを示している。

 南クリル諸島は、第二次世界大戦の結果、ソビエト連邦のものとなった。ロシアのその諸島に対する主権は、国際法によって確認されている。




また隠蔽。

読売:露前大統領、北方領交渉打ち切り言及…菅政権時
(2012年5月10日10時01分)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120510-OYT1T00178.htm
 2010年11月に菅首相(当時)とロシアのメドベージェフ大統領(同)が横浜で行った日露首脳会談で、メドベージェフ大統領が北方領土交渉の打ち切りに言及していたことが9日、分かった。

 日本政府関係者が明らかにした。

 会談はメドベージェフ氏が北方領土を訪問した直後に行われた。

 この中で、菅氏が訪問に抗議の意を示したのに対し、メドベージェフ氏は平和条約を結んでいない日本に義務を負わないことを強調したうえで、「二つの選択肢がある。領土交渉を継続することと交渉をやめることだ」と述べたという。これに対し、菅氏は交渉継続を求めた。

 メドベージェフ氏の発言は、菅政権時代に日露関係が一時極度に悪化したことを示すものだ。



-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

■当ブログ内関連記事
北方領土の日 菅首相「露大統領は許し難い暴挙」 前原外相は鳩山氏を批判 鳩山氏「四島同時では平行線」 2011-02-07
中国企業が北方領土進出 韓国企業も合弁か ロシア、外資誘致で揺さぶり 日本政府は反発 2011-02-16
その他の関連記事一覧はこちら→北方領土、樺太

トップページ
by doumin | 2011-02-12 23:48 | 北方領土、樺太